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2000 Fiscal Year Annual Research Report

高齢化社会におけるヒトの加齢変化に連関する咀嚼機能の役割-fMRI機能画像法による解析-

Research Project

Project/Area Number 12557173
Research InstitutionKanagawa Dental College

Principal Investigator

西山 勝弘  神奈川歯科大学, 歯学部, 講師 (20084783)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 小園 知  神奈川歯科大学, 歯学部, 助教授 (40084785)
藤田 忠寛  神奈川歯科大学, 歯学部, 教授 (70130929)
木下 靭彦  神奈川歯科大学, 歯学部, 教授 (70084770)
小野塚 実  岐阜大学, 医学部, 講師 (90084780)
Keywords加齢 / 咀嚼 / ラット / ヒト / 脳 / 海馬
Research Abstract

最初にfMRIが脳の活動状態を大脳皮質運動野の局在がはっきりしている指の運動について調べた。左右の手で同時にfinger tappingを行った際に神経活動が有意に上昇し、活動が顕著に上昇した部位は左右の運動野のfinger areaと考えた。finger tappingを行った際に、指の感覚シグナルが投射されたことを意味していた。
日頃良く噛まないで食事をしている被検者に対して行ったfMRI像では、咀嚼運動を約1秒に1回、30秒間を行い、これをone unitとし、脳の活性化は3unitsの総和とした。大脳前方部の額に平行な面(前額断面)の像で、周囲に見られる多量の赤いシグナルは、脳の神経活動とは無関係の咀嚼筋群の活動が表示された。咀嚼筋群には著しい活性が見られたが、脳内には殆ど活性が認められなかった。対照的に普通の人の2倍ほどの時間をかけて食事を楽しむ被検者では、咀嚼運動野の部位に、より顕著な神経活動の上昇が認められた。また補足運動野にあたる部位でもみられ、咀嚼することを強くイメージしたこの被検者でのみ、この補足運動野での神経活動の上昇が認められ、単に強く咬んだ被験者では認められなかった。これらのことは、脳の神経活動を上昇させるためには、運動をイメージすることが大事であるということを示唆している。咀嚼によって脳活動を上昇させるためには、食物中に硬い物を混入させ、"咀嚼を行っているという意識"が必要と思われ、咀嚼に関連する脳内の神経回路網に注目した切断面でのfMRI解析を行うことにより、咀嚼による脳内活動の詳細な様子が解明されると考えています。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] Ozono S,Nishiyama K,: "Impairment of spatial memory and changes in astroglial responsiven following loss of molar teeth in aged SAMP8 mice."Behav Brain Res. 108(2). 145-155 (2000)

URL: 

Published: 2002-04-03   Modified: 2016-04-21  

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