2000 Fiscal Year Annual Research Report
バーチャル・ユニバーシティのビジョン提唱と構成諸要素の実証的研究開発
Project/Area Number |
12558016
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Research Institution | National Institute of Multimedia Education |
Principal Investigator |
永岡 慶三 メディア教育開発センター, 研究開発部, 教授 (90127382)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
結城 皖曠 メディア教育開発センター, 研究開発部, 教授 (60300696)
近藤 喜美夫 メディア教育開発センター, 研究開発部, 教授 (40249925)
坂元 昂 メディア教育開発センター, 所長 (00016338)
小林 登志生 メディア教育開発センター, 研究開発部, 教授 (20186753)
杉本 裕二 メディア教育開発センター, 研究開発部, 教授 (90311167)
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Keywords | バーチャルユニバーシティ / オンライン・ラーニング / ディスタンス・アセスメント / マルチメディア・コンテンツ / サイバー・キャンパス |
Research Abstract |
本研究の目的は,「バーチャルユニバーシティ」を次世代の高等教育システムのキーコンセプトとしてとらえ,そのビジョン提唱と構成諸要素の実証的研究開発を行うことにある.ビジョン提唱に関しては,我が国がとるべき次世代の高等教育システムの方向性を明らかにすることがメディア教育開発センターという中核研究機関において今重要と考えたものである.構成諸要素の実証的研究開発に関しては,情報通信工学,教育学,教育工学,心理学,認知科学,ヒューマンインタフェース,人工現実感技術など多様な研究分野の研究者を組織し,総合的なアプローチのもとに以下のような,各学際領域を想定し実証的な研究を実験企画し,実施する. ・オンライン・ラーニング研究学際領域:情報通信技術に基づく遠隔教育システムの研究開発衛星通信と光ファイバーATM通信との、利害得失を明らかにし、システム導入に際しどちらを基本とし選択すべきかの選択基準を明確にする. ・ディスタンス・アセスメント研究学際領域:授業評価やアドミニストレーションオフィス含む遠隔・広域・汎用認定方式の研究開発インターネット利用の遠隔テスト受験方式あるいは音色・映像による出題・回答マルチメディアテスト方式を開発する. ・マルチメディア・コンテンツ研究学際領域:DVDなどでのマルチメディア教材コンテンツのプロトタイプ作成,カリキュラム開発,教育・研究資源のデータベースによる公開流通方式の研究開発 ・サイバー・キャンパス研学際領域:遠隔教育に欠落しがちな学習者間の協調学習や交流を目的としてネットワーク上に形成される遠隔広域コミュニティの形成と運用の研究開発
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[Publications] 永岡慶三 他: "教師教育を目的とするCSCL環境デザインに関する理論的考察"メディア教育研究. 第5号. 61-74 (2000)
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[Publications] 永岡慶三 他: "議論を通した協同的な問題解決を支援するCSCL環境の開発"日本教育工学雑誌. Vol.24. 97-102 (2000)
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[Publications] 永岡慶三 他: "教師の学習共同体としてのCSCL環境の開発と質的評価"日本教育工学雑誌. Vol.24(3). 161-171 (2000)
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[Publications] Keizo Nagaoka: "Education in the development of APEC member economies in a knowledge-based society"APEC International Roundtable. 1-15 (2000)
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[Publications] 永岡慶三: "予測機能を有する実用型コンピュータテスト・システムの開発研究"日本教育工学会論文誌. Vol.24,No.1. 63-72 (2000)
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[Publications] 田中健二 他: "高臨場感映像伝送システム"情報処理学会第61回全国大会. 23-24 (2000)
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[Publications] 大西仁 他: "大型5面ディスプレイの視覚的効果の測定-ARXモデルによる解析-"電子情報通信学会技術報告. CQ2000-89. 9-16 (2001)
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[Publications] 仁科エミ 他: "バーチャル・ユニバーシティ推進事業におけるオーサリングソフト開発について"教育工学関連学協会連合第6回全国大会講演論文集. K1TMKp6. 363-366 (2000)