2002 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
12610202
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Research Institution | Tokai University |
Principal Investigator |
瀧口 桂子 東海大学, 健康科学部, 教授 (70149178)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松本 園子 淑徳短期大学, 社会福祉学科, 教授 (40085543)
富田 恵子 仙台大学, 体育学部, 教授 (10285645)
遠藤 久江 聖隷クリストファー大学, 社会福祉学部, 教授 (60091138)
森久保 俊満 東海大学, 健康科学部, 助手 (50328168)
小林 理 東海大学, 健康科学部, 助手 (80338764)
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Keywords | 児童家庭養育支援 / 児童家庭支援センター / 児童福祉施設の機能拡大 / 地域児童家庭支援ネットワーク / 育児不安 / 児童虐待 |
Research Abstract |
<研究目的> 本年は3年継続研究の最終年である。3年間の調査結果の分析、考察を行い、児童家庭支援センターの実態を明らかにするとともに課題を整理し、今後のセンター制度改革への提言をまとめる。 <研究成果> 1.児童家庭支援センター5年間の設置過程と活動実態の把握 平成13年度に設置されたセンターを訪問し、地域の状況、センター設置の目的、活動内容、利用状況、本体施設との関係、地域の関連機関との連携などを調査した。前年度までのセンター調査結果と総合して、児童家庭支援センター発足から5年間の経過が明らかとなった。 2.センターの事例調査として地域の関連機関との関係形成のプロセス、ネットワークの現状を考察した。 3.児童家庭支援センターは付設されている本体施設の機能を活用し、地域の子育て支援機能を果たしていることを実証した。しかし地域偏在、センター間の活動内容、利用状況の差が大きいこと、児童相談・支援施設としての位置づけが明確でないこと、市町村行政との関係、本体施設の運営、養護自体が厳しい状況下でセンター付置が容易でないことなど、問題点を整理し、提言をまとめた。
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