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2000 Fiscal Year Annual Research Report

子どもの社会化と親のアスピレーション変化

Research Project

Project/Area Number 12610229
Research InstitutionKwassui Women's Junior College

Principal Investigator

石川 由香里  活水女子短期大学, その他の部局, 助教授 (80280270)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 喜多 加実代  福岡教育大学, 教育学部, 助教授 (30272743)
中西 祐子  武蔵大学, 社会学部, 専任講師 (90282904)
杉原 名穂子  新潟大学, 人文学部, 助教授 (00251687)
Keywords社会化 / アスピレーション / 再生産 / ジェンダー / 地域比較
Research Abstract

本研究は、子どもの成長過程にしたがって変化する親の子供への期待感と、その変化が子どもの地位達成に与える影響との関連性を明らかにしようとするものである。
今年度は、各自のこれまでの研究成果を共有すると共に、親子関係と教育観についての先行研究を概観し、調査対象の絞り込みを図ることにあてられた。その結果、保育園・幼稚園・小学校までを対象とした調査は比較的数が少ないこと、調査がなされる場合にも、親子の関わりについての焦点はしつけ方法や子どものパーソナリティ形成に置かれている場合が多く、進学問題に強く焦点化されている高校・中学の調査とは、データの質が異なっていることがわかった。就学前教育については、例えば、「お受験」ということばが一種の社会現象として広く世間に流布している。ところが有名幼稚園・小学校をお受験」をさせる親の意識は、必ずしも高校・大学受験に対する意識とは一致していない可能性がある。こうしたことも、これまであまり触れられなかったことだろう。そこで対象年齢を広く取ることで、教育そのものに対する親の意識変化を追うという方向性が具体化してきたね。
また今回の調査メンバーは国内各地に散らばっており、教育熱に関する地域構造の問題が改めて議論となった。これまでの調査は、どうしても東京に偏ったデータ収集がなされ、その点がしばしば学会でも問題視されてきた。地方から中央への進学には、子どもを手放すことへの親の意識や経済的問題が伴い、そこにはジェンダーによる違いも顕著にあらわれる。今年度はこの点についても目配りをしながら、調査票の策定に入るところまで来ている。

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Published: 2002-04-03   Modified: 2016-04-21  

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