2001 Fiscal Year Annual Research Report
生涯学習の成果をボランティア活動に生かすための方策に関する研究
Project/Area Number |
12610280
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Research Institution | Osaka Women's University |
Principal Investigator |
柳父 立一 大阪女子大学, 人文社会学部, 教授 (20141476)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤田 正 大阪女子大学, 人文社会学部, 教授 (00141606)
小股 憲明 大阪女子大学, 人文社会学部, 教授 (70117919)
谷村 覚 大阪女子大学, 人文社会学部, 教授 (90094458)
今西 幸蔵 京都学園大学, 人間文化学部, 教授 (00310665)
村田 修身 帝塚山大学, 人文科学部, 教授 (30219919)
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Research Abstract |
「生涯学習とボランティア」研究のなかで、「生涯学習の成果をボランティア活動に生かすための方策に関する研究」をテーマに、大学研究者、市民研究者、生涯学習関係行政職員、司書、学校教員からなる研究会のメンバーの身近な事例からの討議の中で、生涯学習ボランティア活動の全体分野のスコープを概括し、把握すべき事柄として、(1)具体的なボランティア活動の姿、(2)組織、(3)コーディネーター、(4)国や自治体の施策、を課題とした。メンバーは、関心に応じて分野を選択し、(1)については女性施設とボランティア、ホール・ステージボランテイア、スポーツボランティア、学校ボランティア(導入する側の視点を含め)について、具体的な活動の姿をとらえた。 (2)については福祉関係のボランティアビューロー、ボランティア組織による学習相談・情報提供・講座運営の事例、(3)についてはパイオニア的なボランティア・コーディネーターの事例、(4)については、生涯学習ボランティアに関する国の施策の史的展開、都道府県の人材情報提供と生涯学習ボランティアセンター設置の現状、大阪府の学校支援人材バンク事業、府内自治体における総合的ボランティア情報提供事業、生涯学習インストラクター養成とバンク事業、生涯学習支援ボランティア養成事業の事例を調査するとともに、府内教育委員会に対して生涯学習ボランティアと学校ボランティアについての方針と施策に関する質問紙調査を実施した。 さらに(5)論考として、施策の背景にある教育文化の日独比較、生涯にわたる教育の理念の問題、学校教育過信と地域の教育力回復の問題、生涯学習と学校の役割、公共図書館と学校図書館の連携の可能性、ボランティア・コーディネーターの役割・現状・課題、生涯学習ボランティアと相談・情報提供の問題、生涯学習ボランティアの概念の検討を行い、全体像に迫ろうとした。 その中でキイ・マンとその養成の可能性が次の課題として明らかになった。
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