2002 Fiscal Year Annual Research Report
児童・生徒問題に対応した規範教育カリキュラムの策定に関する基礎研究
Project/Area Number |
12610288
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Research Institution | Japan Women's University |
Principal Investigator |
清永 賢二 日本女子大学, 人間社会学部, 教授 (50277670)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
村松 励 専修大学, ネットワーク情報学部, 教授 (10327984)
新井 郁二郎 筑波大学, 心理学系, 教授 (60015914)
藤田 英典 東京大学, 教育学部, 教授 (30109235)
清永 奈穂 (株)ステップ総合研究所, 代表(研究職)
田甫 桂三 東京女学館, 小学校, 付属校区・教授
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Keywords | 非行 / 問題行動 / パネル調査 / 青少年 / 学級崩壊 / 市民化教育 / 生徒指導 |
Research Abstract |
青少年による非行問題、薬物乱用、暴走等の行為の背後に社会的規範意識の希薄化が存在すると言われる。本研究は、その実態を明かにすると同時に、子どもの発達に応じた規範意識形成装置としての「市民化教育」(Citizenship Education)の在り方について検討した。その結果、(1)青少年の規範意識は必らずしも全面的に希薄化はしていない。(2)しかし、問題行動によって、著しい希薄化傾向のあることも認められた。(3)またさらに、男子よりも女子にその傾向の著しいことが明らかとなった。 規範意識形成装置としての「市民化教育」として、現在、イギリスにおいて実施(試行中、本年、本格化)されるCitizenship Educationの実態について調査した結果として、「市民」の定義をいかに固めるかの重要性が明かとなった。
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