• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2000 Fiscal Year Annual Research Report

イギリス文学における精神の表象形式に関する史的文体論的研究

Research Project

Project/Area Number 12610510
Research InstitutionToyo University

Principal Investigator

海老根 宏  東洋大学, 文学部, 教授 (90029653)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 石和田 昌利  東洋大学, 文学部, 助教授 (40193362)
中村 健二  東洋大学, 文学部, 教授 (20029680)
大久保 直幹  東洋大学, 文学部, 教授 (90008904)
真野 泰  東洋大学, 文学部, 講師 (60239142)
Keywordsイギリス / 文学 / 文体 / 語彙論 / 心理描写
Research Abstract

本研究の初年度においては,まず各人の分担分野の確定,それぞれの分担分野における研究目標の設定の作業を行なった。すなわち,2000年4月22日,5月13日の二回にわたって研究打合わせ会議を開き,全体の研究方向と,各人の分担研究の方向を確認した。続いて7月22日から毎月,各分担者による研究の経過報告会を開き,それについて全員で討議した。7月22日には海老根がJ.オースティンの『エマ』における自由間接語法の用法について報告した。9月16日には石和田がE.M.フォースター『インドへの道』において言語表現を超越した神秘体験がいかに言語的手段によって近似的に表わされているかを述べた。10月14日には中村が18世紀小説において人間の「共感」が当時の哲学の語彙を導入して記述されていることを報告した。11月11日には真野がサミュエル・ジョンソンの散文においての医学生理学用語の用法について述べた。1月13日には大久保がW.B.イエーツの詩と散文におけるイタリア・ルネサンス期の感情表現の影響について報告した。この間12月13日には文学部埋橋勇三教授を招き,テキスト分析におけるコンピューターの利用法にちいて勉強会をもった。これらの研究会の結果,それぞれの時代において精神現象の表象においては特異的な語彙が使用されること,コンピューターによる大量のテキスト分析が,その語彙の特定と使用状況を明らかにするのに役立つことが確認された。

URL: 

Published: 2002-04-03   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi