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2000 Fiscal Year Annual Research Report

事実上の死刑廃止へ向けてのプロセスの研究

Research Project

Project/Area Number 12620069
Research InstitutionHitotsubashi University

Principal Investigator

福田 雅章  一橋大学, 大学院・法学研究科, 教授 (20029739)

Keywords事実上の死刑廃止 / 死刑廃止のプロセス / 死刑執行の停止
Research Abstract

1.平成12年度科学研究費補助金にかかわる研究活動としては、第1に、2001年2月上旬に福田が渡英し、イギリスの海外共同研究であるオックスフォード大学のロジャー・フッド教授およびウェストミンスター大学のピーター・ホジキンソン教授と綿密な打ち合わせを行い、本研究課題遂行にとって不可欠なアンケート調査票の完成をみた。これは、福田の仮説と原案をもとに、事前にEメールを通して意見を交換し合っていた内容を討論の上、最終確定したものである。
2.第2に、調査対象国の選出および対象国の調査責任者についても、上記海外共同研究者と意見を交わすとともに、ロンドンのアムネスティーインターナショナル本部の応援を得て、20カ国をほぼ選定し終えた。当初の予定では、調査対象国の複数の機関(官庁・弁護士会・大学)を名宛人として調査を行う予定であったが、上記関係者と協議の上、大学関係者を中心に調査を行うこととした。
3.アフリカのチュニジアでは、1986年から1998年まで事実上の死刑廃止が継続していたが、人心を揺るがす凶悪犯(幼女強姦致死)の前に、死刑が再開された。この間の事情を調査するために、上記渡英の帰途、3日間チュニジアに立ち寄り、チュニス大学、司法省を訪問して聞き取り調査を実施した。
4.平成12年10月13日付けで、はじめて交付の内定通知(平成12年度科学研究費補助金追加採択分)を受けたため、本年度は、年度始めより研究を開始することはできなかったが、来年度の早い時期に上記1の調査をより深く推し進め、その結果を分析するとともに、成果を公表する予定である。

URL: 

Published: 2002-04-03   Modified: 2016-04-21  

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