2000 Fiscal Year Annual Research Report
行政評価の新次元-地方分権下における文化行政施策を中心に
Project/Area Number |
12620102
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Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
重森 臣広 立命館大学, 政策科学部, 助教授 (50235529)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森 隆知 立命館大学, 政策科学部, 助教授 (10268146)
勝村 誠 立命館大学, 政策科学部, 助教授 (80319491)
村山 皓 立命館大学, 政策科学部, 教授 (50230016)
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Keywords | 地域政策 / 文化行政 / 行政評価 / 社会行政 / 情報化 / データベース |
Research Abstract |
本研究は行政変容の動態を史的次元で把握するとともに、行政変容の今日的あり方を行政の情報化ならびに文化化の側面から分析するものであり、これらの研究をもとに行政評価の新たな視角を明らかにすることを目的とする。本研究の全体を貫くアプローチの一つはデータベースの作成と運用である。初年度である本年は、交付された補助金によって研究基盤の整備を行なった。作成されたデータベースはいずれもWebベースのインターフェースと連結され、ネットワーク上で公開される予定であるが、現時点での進捗状況は以下のとおりである。 (1)「琵琶湖博物館についての滋賀県民アンケート調査」の整理・分析 (2)「京都府・滋賀県各市町村行政資料等一覧データベース」の更新と公開のためのシステム構築。これは従来、立命館大学地域研究室を中心に蓄積されてきたデータをもとに、継続的なデータの更新とWeb上での検索等の利用を可能にするシステムである。2001年3月に公開予定(URLは未定)。 (3)「地域文化行政の外部評価システム構築のためのデータベース」。レコードの設計を行ない、NPO関係のデータ加工を行なった。 (4)「19世紀後半のロンドン域内貧困調査関連データベース」。慈善組織協会史料および英国統計協会紀要に掲載された調査データに加え1905年の王立救貧法問題調査会議事録をデータ化するためのレコード設計を行ない、部分的に入力作業に着手した。あわせて英国救貧法史研究のレビューを行なった。
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[Publications] 重森臣広: "ベンサムの救貧事業論-その営利化と規律主義をめぐって"法学新報. 107-3/4. 221-254 (2000)
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[Publications] 村山皓,重森臣広: "対論:公私関係と情報化"政策科学. 8-1. 65-78 (2000)
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[Publications] 村山皓: "情報社会の広報広聴ネットワークと行政情報への住民意識"政策科学. 8-2. 43-54 (2001)
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[Publications] 立命館大学地域情報研究センター: "琵琶湖博物館についての滋賀県民アンケート調査"立命館大学地域情報研究センター. 211 (2000)
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[Publications] O・Bボブロウ,J_S・ドライツェク[重森臣広訳]: "デゲイン思考の政策分析"昭和堂. 279 (2000)