2002 Fiscal Year Annual Research Report
高速道路のサービス水準の計量とその評価手法に関する研究
Project/Area Number |
12650529
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Research Institution | NAGOYA UNIVERSITY |
Principal Investigator |
中村 英樹 名古屋大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (10212101)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
加藤 博和 名古屋大学, 大学院・環境学研究科, 助教授 (90293646)
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Keywords | 高速道路 / サービス水準 / 幾何構造 |
Research Abstract |
1.交通流シミュレーションモデルのチューニング 昨年度開発を行った交通流シミュレーションモデルを適用して,本年度は任意の交通条件,道路幾何構造条件における快適性について,ドライバー効用を用いて計量し,これと交通状況,車両挙動との対応関係を明らかにした.これに先立ち,シミュレーションにおいて的確に各種交通状態が再現されるよう,実際の道路交通条件のデータを用いて,シミュレーションモデルの各種パラメータチューニングを行った. 2.交通状態量と車両挙動,ドライバー快適性の関連分析 本シミュレーションモデル用いることにより再現される,各種の幾何構造条件,交通需要条件の組み合わせのもとでの1)交通量,速度などの巨視的状態量,2)ドライバー効用,3)車線変更回数,追従走行時間比率などの微視的状態量,との関連を分析し,異なる需要条件下でのドライバー快適性と車両挙動そして交通状態量との関連を明示した. 3.サービス水準の設定と交通流の評価 道路幾何構造条件別に,交通流の各状態についてサービス水準を定義し,高速道路単路部における交通流の評価手法を提示した. 4.とりまとめ 研究成果を報告書としてとりまとめた.
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