2002 Fiscal Year Annual Research Report
ミズナラの物質分配及び年輪形成過程と種子豊凶との相互関係の解明
Project/Area Number |
12660140
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Research Institution | KYUSHU UNIVERSITY |
Principal Investigator |
岡野 哲郎 九州大学, 大学院・農学研究院, 助教授 (00194374)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
野田 真人 北海道大学, 北方圏フィールド科学センター, 助教授 (00101238)
田代 直明 九州大学, 大学院・農学研究院, 助手 (40274526)
古賀 信也 九州大学, 大学院・農学研究院, 助教授 (20215213)
門松 昌彦 北海道大学, 北方圏フィールド科学センター, 助教授 (60158847)
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Keywords | ミズナラ / 種子生産量 / 豊凶周期 / 樹木フェノロジー / 肥大成長 / 物質分配 / 細胞形質 / ピンマーキング |
Research Abstract |
林業的価値の高いミズナラについて,更新材料である種子の豊凶周期のメカニズムを解明することを目的とした研究で,12年度より開始した調査項目の内,下記の事項について平成14年度も継続し,行った. (1)北大雨竜研究林,九大北海道演習林の調査プロット(それぞれ2ha,1ha)において,種子生産量に関するデータの収集. (2)北大雨竜研究林における樹木フェノロジー,着花・着果量の枝単位での詳細な観察と計測. (3)九大北海道演習林における樹木フェノロジー及び着果量の計測結果の解析. (4)九大北海道演習林における10個体を対象にピンマーキングを施した部位の解析. (5)調査地における気温等の環境計測. さらに今年度は,(1)九大北海道演習林における樹木フェノロジー,着花・着果量,着葉量の枝単位での詳細な観察と計測結果のデータベース化と解析. (2)枝単位での総葉面積と着果量との関係解析. (3)研究成果報告書の作成を行った. 九大北海道演習林では,平成12,13年とも凶作,14年は並〜豊作であったが,北大雨竜研究林では,平成13・14年度が並〜豊作であったことから,必ずしも北海道内で豊凶が一律に派生するとは限らないことが明らかとなった.また,枝単位での総葉面積と着果量との間には明瞭な関係は認められないことが明らかになった.
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