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2000 Fiscal Year Annual Research Report

人工衛星データ及び地理情報システムを用いた公共牧場の動態解明に関する研究

Research Project

Project/Area Number 12660239
Research InstitutionIwate University

Principal Investigator

築城 幹典  岩手大学, 農学部, 助教授 (10292179)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 雑賀 優  岩手大学, 農学部, 教授 (10183360)
Keywordsリモートセンシング / ランドサットTM / 公共牧場 / 植生 / ススキ
Research Abstract

岩手県内にある46カ所の公共牧場について、それぞれの牧場開設年、牧場面積、牧草地面積、利用方法、利用家畜の種類を調査した。そして、それらの牧場の所在を2万5千分の1の地図で確認し、その所在地の地図画像を抜き出した。また、同様にランドサットTMの1996年5月29日の画像から、対象とする公共牧場の画像を切り出した。そして、地図とランドサット画像との重ね合わせにより、草地の分布域を表す画像を作成した。
一方、現地調査により、利用が減少してススキなどの野草が侵入している草地を確認した。そして、その結果をもとに、最尤法による教師付き分類により、岩手県内でのススキの分布を調べた。このススキの分布と公共牧場の分布をもとに、公共牧場へのススキの侵入状況を明らかにした。その結果、日戸共有茅刈場、区界牧場、山谷川目牧野、住田牧場、夏虫山放牧場、新里牧場、金ヶ崎牧場、都南牧場などで、かなりの面積で牧草地にススキが侵入していることが明らかとなった。しかし、一部の牧場で、立枯れ状態の牧草とススキがうまく区別されていないことが判明した。これは、分留に用いた画像が5月の画像であったため、利用頻度が低く前年の立枯れがめだつ牧草地と、前年秋の穂や枯れ葉が残るススキの分光反射特性が類似していたためと考えられる。この点に対しては、ススキの出穂期である秋のランドサット画像を使うことで改善されると考えられる。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 泉川裕一,築城幹典 他: "リモートセンシングデータを用いた現存量推定モデルの作成"日本草地学会誌. 46(別). 190-191 (2000)

URL: 

Published: 2002-04-03   Modified: 2016-04-21  

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