2000 Fiscal Year Annual Research Report
脳腫瘍におけるMRS,PETによる代謝画像と、病理組織像との対比及び悪性度の評価
Project/Area Number |
12670855
|
Research Institution | Gunma University |
Principal Investigator |
佐藤 典子 群馬大学, 医学部, 助手 (10322017)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
遠藤 啓吾 群馬大学, 医学部, 教授 (10115800)
|
Keywords | PET / ^<11>C-コリン / F-18アルファメチルタイロシン / FDG / MRS |
Research Abstract |
本研究の目的は、脳腫瘍を対象に^<11>C-コリン、^<18>F-FDG、当科で開発した^<18>F-アミノ酸といった様々な核種を用いたPETによる腫瘍の代謝情報とMRスペクトロスコピー(MRS)による腫瘍の生化学的情報を病理組織像と対比し、脳腫瘍の悪性度の評価とMRS、PETの脳腫瘍における臨床的有用性を検討することである。 LS-180腫瘍ヌードマウスを用いての脳腫瘍モデルを作製している。^<11>C-コリン、^<18>F-アミノ酸、^<18>F-FDGの各核種で、動物実験用PETを用いてイメージングを行っている。^<11>C-コリンと^<18>F-アミノ酸は新核種であるが、すでに倫理委員会を通して人体への投与は許可されており、動物実験と同時に脳腫瘍の患者においても検査を行っている。 Astrocytoma,oligodendrogliomaなどのglioma,memingiomaの患者に対して、各核種を投与してPET imageを撮影し、SUVの測定を行っている。またほぼ同時期にMRSの検査を施行しており、腫瘍内コリン、クレアチニン、NAA、乳酸、脂肪の測定を行っている。現在までのところ、腫瘍の描出に関しては、^<18>F-アミノ酸が最も優れており、^<11>C-コリンPETの集積とMRSでのコリンの値も相関が認められる。 また脳手術あるいは生検を行って組織が確定しており、MRS、^<11>C-コリン、^<18>F-アミノ酸、^<18>F-FDGのどれがgliomaにおけるgradingを反映しているか検討中である。
|
Research Products
(4 results)
-
[Publications] Alyafei Saleh: "Image fusion system using pacs for MRI, CT and PET images."Clinical Positron Imaging. 2. 137-143 (1990)
-
[Publications] Sato Noriko: "Parenchymal perianeurysmal cystic changes of the brain ; report of five cases."Radiology. 215. 229-233 (2000)
-
[Publications] Sanjay S: "Choroid plexus changes after temporal lobectomy."AJNR. 21. 1650-1653 (2000)
-
[Publications] Sato Noriko: "MR evaluation of hippocampus in patients with congenital malformations of the brain."AJNR. 22. 389-393 (2001)