2000 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
12671746
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Research Institution | Jikei University School of Medicine |
Principal Investigator |
吉澤 穣治 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (80261220)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
黒部 仁 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (50287231)
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Keywords | 神経芽腫 / 創傷治癒 / 間質 |
Research Abstract |
平成12年度の研究目標は、マウス胎児皮膚の創傷治癒におけるMMP,TIMP,および胎児性フィブロネクチンの発現を検討することであった。 妊娠マウス(A/J)を購入して、胎児手術を妊娠16、18、20日に施行した。エーテル麻酔下に開腹、子宮を切開して、胎児腹部皮膚を露出した。胎児皮膚に5mmの切開を加え、子宮および腹壁を縫合した。胎児手術は左右3匹ずつ施行した。同様の手術を出生直後の新生マウスと生後4週のマウスに行なった。 切開後、第1、3、5日目に皮膚を採取して、凍結保存した。凍結皮膚はOCT compoundに包埋して、3μmの厚さの切片を作製して、免疫組織化学染色を施行した。抗体には、MT1-MMP,MMP-3,TIMP-1,TIMP-2を使用した。 各手術日における生存率は、以下の通りであった。 妊娠16日胎児手術(1日生存率9/10、3日生存率9/10、5日生存率8/10) 妊娠18日胎児手術(1日生存率9/10、3日生存率8/10、5日生存率8/10) 妊娠20日胎児手術(1日生存率10/10、3日生存率9/10、5日生存率8/10) 新生マウス手術(1日生存率9/10、3日生存率9/10、5日生存率910) 生後4週マウス手術(1日生存率10/10、3日生存率9/10、5日生存率10/10) 現在、組織染色の結果の検討中である。
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