2001 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
12671812
|
Research Institution | Kyushu Dental College |
Principal Investigator |
藤原 智子 九州歯科大学, 歯学部, 助教授 (20047806)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
野口 知雄 九州歯科大学, 歯学部, 教授 (30073688)
|
Keywords | ペルソキシソーム / カタラーゼ / ウリカーゼ / D-アミノ酸酸化酵素 / 蔗糖密度勾配遠心法 / 骨芽細胞様細胞 |
Research Abstract |
C57BL/6マウス新生仔頭蓋冠由来の骨芽細胞様細胞株MC3T3-E1のペルオキシソームの形態、分布及び機能 MC3T3-E1株(理科学研究所細胞開発銀行)はα-MEM液、10%ウシ胎仔血清と抗生剤(ペニシリン50IU/ml、ストレプトマイシン50μg/ml)を添加し、3日ごとに培地交換をし、コンフルエントに達した時点で細胞をトリプシン処理、collagenase処理した。collagenase処理後、ナイロンメッシュで濾過し、1000gで15分間遠心し、上清と沈澱に分けた。沈澱部分(細胞画分)は0.25M sucroseに懸濁し、homogenizeした。このfractionについて、ペルオキシソームのマーカー酵素であるCatalase、uricase、D-アミノ酸酸化酵素(DAO)の活性を測定した。Catalase活性は検出されたが、uricase、DAO活性は検出されなかった。Catalase活性があることから、MC3T3-E1株にはペルオキシソームの存在が示唆された。今後、この細胞を用いてペルオキシソーム増殖剤であるクロフィブレートを培地に加えてペルオキシソームの数が増加するか否か、また、ペルオキシソーム内酵素の変動を調べ、骨形成におけるペルオキシソームの役割について更に明らかにして行く予定である。
|
Research Products
(4 results)
-
[Publications] Wataru Masuda: "A new Type of allantoinase in Amphibian Liver"Biosci. Biotechnol. Biochem.. 65(11). 2001-2558 (2001)
-
[Publications] Sueko Hayashi: "Evolution of Urate-Degrading Enzymes in Animal Peroxisomes"Cell Biochemistry and Biophysics. 32. 125-129 (2000)
-
[Publications] Maki K.: "A New Type of Matrix Vesicles is Found in Fetal bovine"Connect Tissue Res.. 41(2). 109-115 (2000)
-
[Publications] Masuda. W.: "ADP-Ribosyl cyclase in Rat Salivaryl Glands"Biochem. Biophys. Res. Commun.. 270. 469-472 (2000)