2001 Fiscal Year Annual Research Report
高齢者における歯の喪失状況と健康状態の推移との関連
Project/Area Number |
12671996
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
多田羅 浩三 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (20107022)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
福田 英輝 大阪大学, 医学系研究科, 助手 (70294064)
中西 範幸 大阪大学, 医学系研究科, 助教授 (90207829)
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Keywords | 老人健康法 / 歯科健診 / 喪失歯数 / 健診結果 / 健康日本21 / 歯科受療習慣 / 専門的清掃 |
Research Abstract |
老人保健法にもとづく健診受診者全員を対象とする歯科健診を一貫して実施してきた兵庫県南光町の15年間にわたる実績の分析から、40歳台の1年あたり平均喪失歯数が健診受診15回では0.44本、11回以上では0.11であり、事後指導回数0回ではO.4本、12回の指導では0.22本となるなど、事業実施と喪失歯数との関連を昨年までに明らかにした。2001年度には、健診事業の開始以来の受診者の総合健診の結果と歯科健診の結果を照合するためのデータファイルを作成している。1984年の健診受診者の総合判定結果における要観察、要精密検査、要医療(継続含む)の割合は40歳台男で45%、45%、10%、50歳台男で33%、40%、20%であり、女ではそれぞれ40歳台が24%、27%、17%、50歳台が20%、36%、19%であった。2000年には要医療(継続含む)の割合は50歳台男で35%、60歳台で54%、女ではそれぞれ39%、44%であり、2001年には35%、48%、38%、44%と増加傾向であるが、健診開始20年目にあたる2002年度はこれら受診者の総合健診結果と歯科健診結果の関連を個人毎に対応させて分析する。また2001年度から2002年度にかけて、健康日本21の歯の健康の行動指針に対応する住民の歯科受療習慣、專門的清掃の活用状況等に関する調査を実施している。
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Research Products
(1 results)
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[Publications] 福田英輝, 中井稚子, 福永冨美子, 小野塚大介, 白井こころ, 菊川縫子, 多田羅浩三: "摂津市における健康日本21への取り組み-第2報-"日本公衆衛生雑誌. 48(10). 357-357 (2201)