2001 Fiscal Year Annual Research Report
21世紀生活福祉研究方法をめざす2000年勤労者夫妻生活時間調査
Project/Area Number |
12680116
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Research Institution | Showa Women's University |
Principal Investigator |
伊藤 セツ 昭和女子大学, 女性文化研究所, 教授 (60073558)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松葉口 玲子 鳴門教育大学, 学校教育学部, 助教授 (30304562)
天野 晴子 日本女子大学, 家政学部, 講師 (50299905)
天野 寛子 昭和女子大学短期大学部, 教授 (80054154)
伊藤 純 昭和女子大学, 生活科学部, 講師 (20322456)
斎藤 悦子 岐阜経済大学, 経済学部, 助教授 (90298414)
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Keywords | 生活時間 / 都市勤労者 / ジェンダー / 生活福祉 / 調査方法 / 不払い残業 / 東アジア統一生活時間分類 / 中国の生活時間調査 |
Research Abstract |
前年の分析結果及び関連する事項を、予定通り2001年5月13日開催の日本家政学会第53回大会、同5月26日の社会政策学会第103回大会、同9月18日の経済統計学会、同9月20日の第4回日中経済統計学国際会議で報告した。 1、日本家政学会では、「東京都世田谷区在住雇用労働者夫妻の生活時間-2000年調査から」と題して、研究代表者、研究分担者の他研究協力者の粕谷美砂子、齋藤ゆか、水野谷武志を加えて報告した。なおこの報告と下記3の報告と合体したものを加筆訂正して『日本家政学会誌』に投稿し、現在第1回目の審査が終了し、引き続き審査続行中である。 2、社会政策学会102回大会では、「社会変動が労働者世帯の生活時間に及ぼす影響-カップル単位の小規模生活時間調査から」と題して、当科学研究費の研究代表者が企画・コーディネート・趣旨説明を行ない、斎藤悦子が家事労働部分の集計を用いて、アンペイドワークの新評価として、地域通貨が妥当するかどうかを検討し、研究協力者の水野谷武志が、本調査の不払い残業部分についての詳細な分析を報告した。 3、経済統計学会では、斎藤悦子が上記2の報告を敷衍して深め、研究協力者の水野谷武志が、本調査の、調査方法論を吟味し、われわれの調査協力者の代表性を検討する統計学的報告を行なった。 4、日中経済統計学会議では、伊藤セツと研究分担者の天野寛子が、日韓中生活時間の比較を行なって、東アジア統一生活時間調査分類の可能性を探った。研究方法は本研究の目的に沿って行なわれたが、データは比較の必要から過去の調査(日韓は、われわれの共同研究ソウル・世田谷1995年調査、中国は1996年北京調査)を用いている。 5、また4の研究のために、中国人民大学王〓延教授をまねいて研究会を開催し、中国の生活時間調査の歴史等を講演頂き、中国の生活時間分類への認識を深めることができた。
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Research Products
(1 results)
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[Publications] 伊藤セツ, 天野寛子, 李基栄, 王〓延: "東京・ソウル・北京における雇用労働者の活時間のジェンダー比較"昭和女子大学女性文化研究所紀要. No.28. 1-11 (2002)