2000 Fiscal Year Annual Research Report
インターネット上で動く外国語コミュニケーション能力診断テストの開発
Project/Area Number |
12680268
|
Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
岩崎 克己 広島大学, 総合科学部, 助教授 (70232650)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
ジョセフ ラウア 広島大学, 総合科学部, 助教授 (70263639)
田中 正道 広島大学, 総合科学部, 教授 (10144619)
|
Keywords | オンライン学習 / コミュニカティブ・テスト / 言語機能 / 学習診断 / 英語教育 / ドイツ語教育 |
Research Abstract |
岩崎・田中ラウアは、Baldegger,M./Muller,M./Schneider,G./Naf,A.(1980):Kontaktschwelle Deutsch als Fremdsprache.およびVan Ek,J.A./Trim,J.L.M.(1990):Threshold 90.における言語機能リストから初級段階でマスターすべき基本的な言語機能50を選定し、それに基づくドイツ語コミュニカティブ・テストおよび英語コミュニカティブ・テストを1年間かけて開発した。なお、今回開発したコミュニカティブ・テストの英語版は独立した刊行物(Tanaka,M./Lauer,J.(2000):Communicative Test in English for Japanese University Students.)として、またドイツ語版は関連論文の付録としてすでに公開されている。このような言語機能を検査対象とした学力診断テストの開発は、大学における外国語教育の分野では、それ自体が初めての試みである。 岩崎は、現在これらのテスト(コンテンツ)をWWW上でオンラインの形で提供するための体制を構築中である。すでに自動採点と学力診断および成績管理の部分は完成している。現在は、テスト作成者が、テストデータと診断結果ならびに今後の学習のための指針を、WWWを通じてテキストデータの形で流し込めば、自動的にアップロードできるような機構の実現をめざして、システムを改良中である。
|
-
[Publications] 岩崎克己: "言語機能を基準としたドイツ語コミュニカティブ・テストの開発"広島外国語教育研究. 4. 27-50 (2001)
-
[Publications] 岩崎克己: "Internet's Role in German Language Education in Japan"広島外国語教育研究. 4. 107-124 (2001)
-
[Publications] 田中正道: "大学生用英語コミュニケーション能力テストの設計指針"広島外国語教育研究. 4. 17-26 (2001)