2000 Fiscal Year Annual Research Report
数値と記号の両方を含むデータから簡潔なルールを獲得するシステムの作成に関する研究
Project/Area Number |
12680393
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Research Institution | Osaka Prefecture University |
Principal Investigator |
馬野 元秀 大阪府立大学, 総合科学部, 教授 (10131616)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
林 勲 阪南大学, 経営情報学部, 教授 (70258078)
宇野 裕之 大阪府立大学, 総合科学部, 講師 (60244670)
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Keywords | 知識獲得 / ファジィ知識獲得 / 数値属性と記号属性 / ファジィ決定木 / ファジィ理論 |
Research Abstract |
本研究では、記号属性と数値属性の両方を含むデータから、できるだけ簡潔な説明型のファジィルールを抽出する方法をファジィID3を拡張して定式化し、いくつかのデータ集合に対してシミュレーションを行なうことを目的としている。 今年度は次のことを行なった。 (1)ファジィID3の拡張の定式化:簡潔なファジィルールを抽出するために、(1)記号属性と数値属性の両方を含むデータの処理方法、(2)属性選択のための評価方法、(3)決定木で説明できるデータの割合いの評価方法、(4)結論属性がファジィ集合の場合の処理方法について検討を行なった。(1)については、数値属性をファジィ集合を用いることにより記号化が可能であり、(2)については獲得情報量を拡張した方法を用いることにした。また、(3)では説明できるデータの割合を決定木を作成するための制御に用いることにした。(4)については、結論属性のファジィ集合により、学習データを変更する手法を考えた。 (2)シミュレーション・プログラムの作成:シミュレーション・プログラムを作成を行ない、Fisherのアヤメのデータについて、ファジィ知識の抽出を試みた。そして、いくつかのパラメータについてのシミュレーションを行なった。
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Research Products
(7 results)
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[Publications] J.Deng,馬野,小田,宇野: "ド・モルガン代数とクリーネ代数に関するいくつかの性質"日本ファジィ学会誌. 12・2. 341-350 (2000)
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[Publications] M.Umano,T.Okada et al.: "Extraction of Quantified Fuzzy Rules from Numerical Data"Ninth IEEE International Conference on Fuzzy Systems. 1062-1067 (2000)
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[Publications] K.Hori,M.Umano et al.: "Fuzzy C4.5 for Generating Fuzzy Decision Trees and Its Improvement"Fourth Asian Fuzzy Systems Symposium. 881-884 (2000)
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[Publications] I.Hayashi,T.Maeda et al.: "A Study on Unimodality of Information Entropy in Learning Type Fuzzy ID3"International Conference on Mathematics and Engineering Techniques in Medicine and Biological Sciences. 26-29 (2000)
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[Publications] T.Maeda,I.Hayashi et al.: "A Proposal of Fuzzy Spatial Reasoning System with Natural Language Input"4th World Multiconference on Systemics, Cybernetics and Informatics. 7. 337-341 (2000)
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[Publications] 馬野元秀: "ファジィとソフトコンピューティングハンドブック(分担執筆)"共立出版. 390-416 (2000)
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[Publications] 林勲,筒井茂義: "ファジィ・ニューラルネット・遺伝的アルゴリズム(分担執筆)"オーム社. 68-97 (2000)