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2000 Fiscal Year Annual Research Report

変動電磁界の細胞に及ぼす効果-mRNA量の変化のDNAチップ法による解析-

Research Project

Project/Area Number 12831004
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

清水 喜久雄  大阪大学, ラジオアイソトープ総合センター, 助手 (20162696)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 山本 幸佳  大阪大学, ラジオアイソトープ総合センター, 教授 (30029243)
Keywords磁場 / DNAチップ / 酵母
Research Abstract

電磁場の生体影響の要因として大きく分けると熱効果と非熱効果の2種類がある。熱効果とは電磁波が生体内で分子を振動して熱を発生させることが生体に影響を及ぼす効果で、非熱効果とは電磁波が生体に入ると単に熱が発生するだけでなく細胞分子間で電子の移動が起き生体に影響を及ぼす効果である。発ガンなどが懸念されるのは非熱効果のほうである。これまでの研究では非熱効果として想定される突然変異の誘発については出芽酵母では変動磁場による増殖率、突然変異率の変化は観察されなかった。
電磁場の持つ非熱効果が紫外線や電離放射線と比べると著しく小さいと考えられるのでより微少な変化を測定する必要がある。そこで我々はDNAチップ法による出芽酵母全遺伝子の発現量の変化の分析を試みている。この方法により微少なmRNA量の変化を捕まえることができる。もし磁場照射により増減するmRNAが存在すればそれをコードする遺伝子を手掛かりに磁場影響を解析できると期待している。現在、磁場照射した酵母及び対照として非照射の酵母からmRNAを抽出し逆転写酵素によりcDNAを得た。今後このcDNAをプローブとして整列酵母DNA arrayにハイブリダイゼーションを行いmRNAの増減を解析していく予定である。

URL: 

Published: 2002-04-03   Modified: 2016-04-21  

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