Research Abstract |
今年度は以下の活動を行った. 1.全体研究会の開催.代表者と分担者に加え,研究協力者も参加した会を5回実施した.場所はすべて東洋大学において第1回は2000年7月2日,出席者11名,第2回は2000年7月22日,出席者12名,第3回は2000年8月27日,出席者11名,第4回は2000年12月17日,出席者11名,第5回は2001年3月10日,出席者14名であった.討議内容は,(1)各国で現地収集された被害者,加害少年との集団対話談義方式による非行への対応プログラムの特徴,(2)日本におけるインフォーマルな対話談義の試みの成功,失敗例,今後計画するに際しての留意事項と問題点,(3)次年度実施の質問紙調査の問題意識の明確化,質問項目,サンプルの選定などである.現地収集した諸資料は分類整理して研究グループの内外で活用できる体制を整える.分担者と協力者を幾つかのワーキンググループに編成し,それぞれの活動を特化する. 2.分担者,協力者が手分けして海外で開催された年次大会,シンポジウム(Conference of Restorative Justice and Domestic Violence,第10回国際被害者学シンポジウム,Real Justice第2回年次大会,VOMA第17回年次大会,少年少年に対する関係修復司法第2回大会,豪州ニュージーランド犯罪学会第15回大会,国際警察大会2001)に出かけ,発表,現地調査,諸外国の専門実務家や研究者との交流を通しての資料収集を行った. 3.共同研究者,グラボスキー博士の講演会を2000年11月9日,東洋大学において行い,また次年度の質問紙調査について日本側の質問紙調査グループと討議した.日本から2回オーストラリアに出張した際,豪側の共同研究者と調査計画について討議した.
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