2000 Fiscal Year Annual Research Report
テロメラーゼ活性依存性遺伝子導入法の開発-癌細胞特異的遺伝子導入法-
Project/Area Number |
12877083
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
関根 仁 東北大学, 医学部・附属病院, 助手 (90241596)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高橋 成一 東北大学, 医学部・附属病院, 助手 (40312574)
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Keywords | テロメア / テロメラーゼ / 大腸癌 |
Research Abstract |
本研究は、telomere seeding現象がテロメラーゼ活性に依存していることを確認するために、1.テロメラーゼ陰性である初代線維芽培養細胞にhTERT遺伝子を導入しテロメラーゼ活性を導入した場合、本現象がおきるか、2.テロメラーゼ活性陽性陽性HeLa細胞と、hTERTに対するアンチセンスオリゴヌクレオチドでテロメラーゼ活性を抑制したHeLa細胞での比較、3.HeLa細胞をテロメラーゼ阻害剤で処理した群と未処理群との比較、をすることを目的としている。平成12年度は、各種ベクターとアンチセンスオリゴヌクレオチドの作製を行った。 hTERT遺伝子導入ベクターの構築:hTERT遺伝子のfull length cDNAを、HeLa細胞由来m-RNAよりRT-PCRと5'-RACE法を用いてクローニングした。クローンをッシークエンシングにて確認後、発現ベクターpZeoSV(INVITROGEN)にサブクローニングした。 hTERT遺伝子アンチセンスオリゴヌクレオチド(AS-ODN)の作製:翻訳開始部位15-20merを中心にして5種類のAS-ODNを作製した(AS-ODN 1-5)。HeLa細胞を用いて、AS-ODN 1-5のうちで最も阻害するAS-ODN3を今後の検討に用いることとした。 Telomere seedingベクターの作製:テロメア配列をHeLa細胞のゲノムライブラリーよりクローニングし、pSP73(PROMEGA)に挿入する予定であったが、現在まで十分長いテロメア配列をクローニングできていない。現在も、検討中である。
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