2001 Fiscal Year Annual Research Report
河川の蛇行形状変化に伴う河床堆積物層厚時系列変化モニタリング手法の開発
Project/Area Number |
12878012
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Research Institution | The University of Shiga Prefecture |
Principal Investigator |
倉茂 好匡 滋賀県立大学, 環境科学部, 助教授 (20241383)
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Keywords | 河床 / 洪水 / 蛇行 / 堆積物 / モニタリング |
Research Abstract |
滋賀県犬上川の単列砂礫堆で、平成12年度に砂礫堆下流端にプレッシャーピローセンサーをとりつけ、自記計測を開始した。その結果平成13年春から8月にかけ、ここでは徐々に堆積が進行し、約10cmの層圧増加が生じたことを計測できた。また、8月21日の出水ではこの砂礫堆は下流側へ大きく前進したが、このときの計測点での地形変化は急激であり、出水中のある10分間で約80cmの河床上昇を生じさせたことも判明した。 ただ、現在のシステムでは洪水中にデータロガー部が浸水等により故障しやすく、このため今年度後半はこの復旧・修理と、より故障しにくい方法の開発に時間をとられることになった。 これらの知見をもとに、平成14年度もモニタリング法を改良していく予定である。
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