2004 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
13021220
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Research Institution | Toyama University |
Principal Investigator |
鈴木 信昭 富山大学, 人文学部, 教授 (50206512)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
磯部 祐子 高岡短期大学, 地域ビジネス学科, 教授 (00161696)
岸田 文隆 大阪外国語大学, 外国学部, 助教授 (30251870)
三浦 國雄 大東文化大学, 文学部, 教授 (60027555)
真柳 誠 茨城大学, 人文学部, 教授 (20249999)
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Keywords | 東アジア出版文化 |
Research Abstract |
平成16年度においては、調整班(F)出版交流は、総括班の活動を支援するために、調整班代表者会議に出席して総括班との連絡・調整に努めた。さらには、同代表者会議、並びに他班主催の研究集会に参加して、情報収集すると同時に各班の研究が円滑に運営されるように調整を行ってきた。 調整班(F)では、中国文学・中国思想・中国言語・中国医薬文献学・朝鮮史などを専攻とする研究者が集まり、各地域を中心にくり広げられてきた出版交流をテーマにして研究活動を行ってきた。今年度は、研究の最終年度ということもあり、各地域でくり広げられてきた出版交流をテーマにした研究集会を京大会館において開催した(12月11日)。発表者と発表内容は以下の通りである。 ・マテオ・リッチ『坤輿萬國全圖』の諸版本 鈴木信昭(富山大学人文学部)) ・中国に伝わった百万塔陀羅尼の記録について 陳捷(国文学研究資料館) ・朝鮮司訳院清学書「満州語学書」の朝鮮語対訳文の資料性 岸田文隆(大阪外国語大学外国語学部) ・日本・朝鮮・越南における中国佳人才子小説の受容 磯部祐子(高岡短期大学地域ビジネス学科) ・『万宝全書』再論-諸夷門考 三浦國雄(大東文化大学文学部) 研究会では、個別の発表を行うと同時に,総合討論を行った。そこでは、地域は異なるものの、出版物がどのように他国や他地域に流入し、どのように受容されていったのか、出版物の交流において普遍性が見いだせないか、という点についても検討を加えていった。
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Research Products
(5 results)