2004 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
13123204
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
松浦 好治 名古屋大学, 大学院・法学研究科, 教授 (40104830)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
新美 育文 明治大学, 法学部, 教授 (80022432)
佐藤 安信 名古屋大学, 大学院・国際開発研究科, 教授 (90313981)
進藤 兵 名古屋大学, 大学院・法学研究科, 助教授 (20242050)
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Keywords | 法整備 / 法令英訳 / 立法支援ソフト / 法と開発 / 中国民法 |
Research Abstract |
1.発展途上国において起草された法案と現行法との間で矛盾がしばしば発生する。そのため、起草された法案の品質を評価し、起草段階から法令間の整合性を確保する手段を講じる必要がある。そのための立法支援ソフトの研究を進め、ベトナム司法省と共同で日本語のソフトをベトナム語化する作業を進めた。 2.ベトナムに対する法整備支援の適切さを草の根レベルでモニターする研究を昨年度同様継続して行った。 3.日本法令を英訳するための基礎調査として、フランス司法省法令英訳プロジェクトの実施調査を行い、法令英訳の手順、問題点などを総合的に洗い出す作業を完了した。 4.法と開発というテーマで国際シンポジウムを実施し、これまでの各国の法整備事業の概要、問題点、改善の方向について検討した。詳細であるよりは、簡便で継続的に使用できる評価が必要なこと、国際的な評価体制のあり方などについて、情報を収集した。日本法令の英訳プロジェクトが進行中であり、このプロジェクトは、各国の法制度に関する最新の生きた情報を共有するための基盤となりうる点が報告された。 5.中国民法プロジェクトを推進し、市場経済化に対応する中国の努力に協力した。これにより、機能する民法典に関する研究を進めた。 6.日本のベトナムとカンボジアに対する法整備支援活動を歴史的に回顧し、その特徴を分析する作業を行い、その成果をまとめた。基礎資料についても、電子情報化をほぼ完了した。
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Research Products
(6 results)