2005 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
13123204
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
松浦 好治 名古屋大学, 大学院・法学研究科, 教授 (40104830)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
新美 育文 明治大学, 法学部, 教授 (80022432)
佐藤 安信 東京大学, 総合文化研究科, 教授 (90313981)
進藤 兵 名古屋大学, 大学院・法学研究科, 教授 (20242050)
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Keywords | 法情報 / プロジェクト評価 / 人材ネットワーク / 草の根支援 / 法令データベース |
Research Abstract |
研究計画に従った活動を行い、次のような成果を得た。 1.昨年度にまとめたカンボジア、ベトナムに対する日本の法整備支援の記録の分析を進め、報告書にまとめる作業を行った。この成果は、報告書の一部に組み込まれる予定である。この作業は、評価を行うための基礎資料の整備と分析という意味を持っている。 2.ウズベキスタンについては、名古屋大学を中心とした法整備支援活動について、とくに法令起案・および法令データ的提供システムの近代化のための基礎調査を行い。データベース管理と法令起案システムの改善に関する勧告意見を提供した。これに基づき、JICAの正式プロジェクトが2006年度より開始され、人材開発の面で勧告を具体的に実施する作業が着手される。 3.支援対象国の側から見た法整備支援の意義について、ベトナムをサンプルにして、事例研究を進めてきた。2006年2月にベトナムでWTOを中心とする国際会議が開催され、法令情報の透明化が重要であることが確認された。別のプロジェクトで進行中の日本法令の英訳プロジェクトも情報の透明化という意味では重要な成果と考えることができる。 4.ラオス司法省に対する商法教科書・注釈書作成プロジェクトを素材として、立法関連情報を統合し、電子情報として利用可能な形にするプロジェクトは、ほぼ完了し、ラオス側にCD-ROMの形で提供した。CD-ROM収録データのより効率的な利用を可能にするデータ構造の検討も進めている。 5.環境法に関する国際シンポジウムを開催し、その中でプロジェクト評価にかかわる研究を行った。
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Research Products
(7 results)