2002 Fiscal Year Annual Research Report
アジア・アフリカにおける多言語状況と生活文化の動態
Project/Area Number |
13301027
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Research Institution | Tokyo University of Foreign Studies |
Principal Investigator |
梶 茂樹 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 教授 (10134751)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
黒木 英充 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 助教授 (20195580)
小田 淳一 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 助教授 (10177230)
石井 溥 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 教授 (90014513)
永原 陽子 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 助教授 (90172551)
高知尾 仁 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 助教授 (40092457)
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Keywords | 多言語社会 / 多民族社会 / 国語 / 公用語 |
Research Abstract |
1.研究会の開催 アジア・アフリカにおける多言語状況の変化と、その中での生活文化の動態を、学際的共同研究を通じて明らかにするために、研究会を7月、10月、3月に開催した。そこでは、言語学、歴史学、人類学の各分野から、アジア・アフリカ諸地域の多言語状況と研究上の問題点についての発表があり、討論をも通じて多言語状況への接近方法や認識の相異が明らかになった。 2.多言語状況データベース用フォーマットの配布 昨年度,多言語状況データベースを構築するため、そのフォーマットを作成した。そこに含まれる大項目は:対象国(地域、行政区分)の一般的状況、憲法、国語・公用語、教育、放送、国勢調査、出版物、その他、である。このフォーマットを、昨年度に引き続き、新規の研究協力者に配布した。 3.多言語状況データベースの構築 アジア・アフリカの各国(地域)についての当該データベース作成作業を各研究分担者、研究協力者に割り当て、必要な場合には現地調査も行ってデータベースを構築する作業を,昨年度に引き続き行った。その結果、今年度は、レバノン、インドネシア等々の国々に関するデータベースが構築された。なお、ホームページへの掲載は、アジア・アフリカ言語文化研究所の府中外語大キャンパスへの移転にともなう、ネットワーク・システムの変更のため、予定より若干遅れている。 4.海外での現地調査 上記1で述べた目的を、生きた資料に基づいて深め、また、多言語状況データベースを構築するために、一部の研究分担者、研究協力者が、レバノン、タンザニア等において、実地に多言語状況とその中での生活文化の調査をおこなった。
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Research Products
(7 results)
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[Publications] 梶 茂樹: "アフリカにおける危機言語問題---はたしてクラウス説はあてはまるか---"Conference Handbook on Endangered Languages, 環太平洋の「消滅の危機に瀕した言語」にかんする緊急調査研究事務局. 105-113 (2002)
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[Publications] 梶 茂樹: "無文字社会のことばと智恵---アフリカにおける文化の伝承---"『小数言語をめぐる10の旅…フィールドワークの最前線から』「大角翠編著」三省堂. 13-35 (2003)
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[Publications] 黒木英充: "『イスラムの家』の理念と現実"政治経済史学. 425. 13-24 (2002)
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[Publications] 黒木英充: "あるフランス人通訳にとってのイスタンブル"『アジア遊学』(特集 イスタンブル 宗教と民族が交錯する国際都市)勉誠出版. 49. 46-53 (2003)
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[Publications] 永原陽子: "『真実と和解』から『真実と正義』へ"ワールド・トレンド. 82. 20-23 (2002)
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[Publications] 永原陽子: "『新しい歴史教科書』を模索する南アフリカ"歴史評論. 632. 57-60 (2002)
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[Publications] 塩原麻子, 原真由子, I Gusti Made Sutiaia: "バリ語文法・会話"東京外国語大学,アジア・アフリカ言語文化研究所. 166 (2002)