2003 Fiscal Year Annual Research Report
アジア・アフリカにおける多言語状況と生活文化の動態
Project/Area Number |
13301027
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Research Institution | Tokyo University of Foreign Studies |
Principal Investigator |
梶 茂樹 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 教授 (10134751)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小田 淳一 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 助教授 (10177230)
深澤 秀夫 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 助教授 (10183922)
石井 溥 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 教授 (90014513)
永原 陽子 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 助教授 (90172551)
黒木 英充 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 助教授 (20195580)
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Keywords | 多言語社会 / 多民族社会 / 国語 / 公用語 / 憲法 / データベース |
Research Abstract |
(1)海外および国内での資料収集とまとめ 平成13年度に作成した多言語状況データベースフォーマットにもとづき、コンゴ、ウガンダ、タンザニア、カメルーン、ナイジェリア、セネガル、中国、台湾、ブルネイ、インドネシア、パラオについて、対象国(地域、行政区分)の一般的言語状況、国語・公用語、ならびに憲法、教育、放送、国勢調査、出版物などに用いられる言語に関して、現地調査によりデータを収集し、またすでに集めていたデータを国内で整理する作業を継続した。上記調査には、一部、大学院生など研究協力者の協力を得た。 (2)その他調査および国際会議出席 研究分担者名和が12月9日-12日にインドのマイソールで開かれた9TH INTERNATIONAL HIMALAYAN LANGUAGES SYMPOSIUMに参加し、ビャンスの多言語状況についてのペーパーを読み、合わせて資料収集を行った。また、研究分担者小田が9月12日から25日までレユニオンで実地に多言語状況とその中での生活文化の調査を行った。 (3)多言語状況データベースの作成・入力作業 上記(1)のアジア・アフリカの各国(地域)についての多言語状況データベース作成・入力作業を、研究代表者、研究分担者が、自身あるいは研究補助者の協力を得て行った。なお、実際の現地調査の実態に合わせて、質問票の日本語版と英語版の整合性を計った。成果の一部は、以下のウェッブサイト参照。http://www.aa.tufs.ac.jp/~tagengo/
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Research Products
(7 results)
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[Publications] 黒木英充: "あるフランス人通訳にとってのイスタンブル"アジア遊学(特集・イスタンブル--宗教と民族が交錯する国際都市). 49. 46-53 (2003)
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[Publications] 黒木英充: "いわゆる『テロ』および地域紛争と宗教・文化の関わり"Human Security(特集・対米大規模テロ後の国際情勢). No.7. 49-70 (2003)
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[Publications] 小田淳一: "マルドリュス・コレクションに関する予備調査報告"筑波大学フランス語・フランス文学論集. 第18号. 163-175 (2003)
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[Publications] 深澤秀夫(編): "2003年度言語研修 マダガスカル語研修テキスト 2 読本編"東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所. 68 (2003)
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[Publications] 深澤秀夫, 森山工, 豊田ライヴ(編): "2003年度言語研修 マダガスカル語研修テキスト 3 読本編"東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所. 118 (2003)
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[Publications] Hidemitsu Kuroki(ed.): "The Influence of Human Mobility in Muslim Societies"Kegan Paul. xiv+326 (2003)
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[Publications] Shigeki Kaji: "A Runyankore Vocabulary"東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所. 631 (2004)