2001 Fiscal Year Annual Research Report
近代日本における国土空間・社会空間の編成過程に関する歴史地理学的研究
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13308002
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Research Institution | University of Toyama |
Principal Investigator |
山根 拓 富山大学, 教育学部, 助教授 (30222376)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
椿 真智子 東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (80236934)
岡島 健 国士舘大学, 文学部, 助教授 (80242791)
中西 僚太郎 千葉大学, 教育学部, 助教授 (70202215)
三木 理史 奈良大学, 文学部, 助教授 (60239209)
関戸 明子 群馬大学, 教育学部, 助教授 (50206629)
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Keywords | 近代日本 / 歴史地理学 / 地域形成 / 地誌 / 地図 / 国土空間 / 社会空間 / 構造化 |
Research Abstract |
今年度は総計4年間にわたる研究期間の初年度に当り、当該研究課題を遂行する上で基礎固めを行うべき1年と位置づけられる。今年度に関しては、2001年10月下旬に補助金交付の内定が通知された事情から、極めて短い期間で研究を進めざるを得なかった。4年間の研究計画について研究組織全体で打合せをするため、2002年1月・3月に、研究代表者・分担者・協力予定者による会合を東京で開催した。その場で、各々の今後の研究計画と研究組織としての個別研究の取りまとめの方向付けについて意見が交わされ,複数の確認事項が得られた。 研究代表者・分担者によって今年度行われた研究活動の主たる内容は、今後の研究遂行の基盤となる設備備品等の整備や基礎資料の収集、そして調査旅行の実施等であった。研究代表者は、近代日本に関する歴史地理学的なデータベースや地図を作成するためにパーソナルコンピューターやディジタイザ、プリンタなどの分析機器ならびにGISソフトウェアを整備し、近代日本の地域形成の担い手たる有力経済人の動向を知るためにさまざまな文献資料を収集し、研究対象地域(長崎等)で調査に従事した。現在データベース作成などの作業途上であり,分析結果は次年度公表の予定である。なお,各研究分担者も分析機器の購入や文献収集,地域調査に従事した。 限られた期間で主として基礎作業に従事したため,今次課題に関する今年度内の具体的な研究成果の公表は少ないが,今年度購入した設備備品を用いて既収集の資料を分析検討した成果が,次ページの各業績のように公表されている。なお、2002年9月に日本地理学会近代日本の地域形成研究グループ(代表者:山根拓)によるシンポジウム開催が予定されており、その場で本研究組織のメンバー全員が発表を行う。それによって、本研究課題の研究成果が一部公開される予定である。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] 山根 拓: "地域テーマ発見 第2回 富山県"地理. 46・11. 66-68 (2001)
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[Publications] 中西 僚太郎: "近代日本農業の地域的特色-昭和前期の年雇労働力分布の地域差を中心として-"千葉大学教育学部研究紀要. 50(未定). (2002)
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[Publications] 岡島 健: "近代の商工地図とその利用-神奈川県の例を中心に-"国士舘大学文学部人文学会紀要. 34. 99-115 (2001)
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[Publications] 関戸 明子: "群馬県における郷土教育の展開-明治期から昭和初期まで-"群馬大学教育学部紀要(人文・社会科学編). 51. 131-153 (2002)
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[Publications] 三木 理史: "戦間期大阪市の都市膨張対応と交通調整"地理学評論. 75・1. 1-19 (2002)
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[Publications] 三木 理史: "『日本』の19世紀-境界地域と日本地誌-(連載「19世紀の歴史空間」第1回)"地理. 46・12. 96-103 (2001)