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2002 Fiscal Year Annual Research Report

ゼノマウス応用による歯科疾患受動免疫療法用ヒト型抗体の作製

Research Project

Project/Area Number 13357017
Research InstitutionNihon University

Principal Investigator

安孫子 宜光  日本大学, 松戸歯学部, 教授 (70050086)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 斉藤 重野  日本大学, 松戸歯学部, 講師 (60072394)
柴田 恭子  日本大学, 松戸歯学部, 講師 (90133438)
岸川 道子 (木山 道子)  日本大学, 松戸歯学部, 助手 (50256905)
Keywordsゼノマウス / ヒト型モノクローナル抗体 / 不溶性グルカン / GTF
Research Abstract

S.sobrinusには、3種類の溶性グルカン産生に関わるGTF-S、1種類の不溶性グルカン産生に関わるGTF-Iが報告されているが、これ以外のGTFsの存在も推測されている。13年度のGTFに対するゼノマウスを利用したヒト型抗体作製は、これらの酵素に対する抗体をできるだけスクリーニングすることを目的として計画し、菌体溶性画分を抗原として抗体を作製した。その結果、性質の異なる数種のヒト型抗体の作製に成功している。これらの抗体は、すでに報告されている4種のGTFsに対してWestern-blotによる認識は弱いものであったにもかかわらず、精製rGTF-I標品の酵素活性を著しく阻害する抗体であった。この結果は、すでに報告されているGTF-I以外の新規GTF-Iが存在し、この酵素活性を阻害するヒト型抗体が得られたこと、また、本抗体はすでに報告されているGTF-Iをも強く阻害する抗体である可能性を示唆している。そこで、得られたヒト型抗体を用いたアフィニティーカラムを作製し、本抗体認識分子を精製し、本分子を明らかにすべく検討を行った。始めに、本分子によるグルカン産生の有無を検討した。ヒト型抗体アフィニティーカラムによる精製分子をSDS-PAGEしたところ、ゲル上には、サイズの異なる2バンドが見られ、それぞれが不溶性グルカンと溶性グルカンを産生する分子がであった。さらに、SDS-PAGE後、インゲル消化(トリプシン消化)したものを、島津AXIMAにてMS-PDF解析した結果、NCBIに報告されているGTFsとは一致しなかったことから、新規GTFの可能性が示唆された。今回、作成したGTFを認識するヒト型モノクローナル抗体は、GTF-Sと新規のGTF-Iの共通するドメインを認識する抗体であり、本抗体が、新規GTF-Iを阻害することによって、本菌の不溶性グルカン産生は著しく抑制することが示唆された。

  • Research Products

    (2 results)

All 2003

All Journal Article (2 results)

  • [Journal Article] A35-kDa co-aggregation factor is a hemin binding protein in Porphyromonas gingivalis.2003

    • Author(s)
      Yasuko Shibata
    • Journal Title

      Biochemical and Biophysical Research Communications 300・2

      Pages: 351-356

  • [Journal Article] Human monoclonal antibody inhibits Porphyromonas gingivalis hemagglutinin activity2003

    • Author(s)
      Kouji Kaizuka
    • Journal Title

      Journal of Periodontology 74・1

      Pages: 38-43

URL: 

Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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