2002 Fiscal Year Annual Research Report
海外学術調査・フィールドワークの手法に関する総合調査研究
Project/Area Number |
13371005
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Research Institution | Tokyo University of Foreign Studies |
Principal Investigator |
石井 溥 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 教授 (90014513)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
渡辺 興亜 国立極地研究所, 教授 (60111861)
黒木 英充 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 助教授 (20195580)
岩坂 泰信 名古屋大学, 大学院・環境科学研究科, 教授 (20022709)
西井 凉子 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 助教授 (20262214)
眞島 一郎 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 助教授 (10251563)
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Keywords | 海外学術調査 / フィールドワーク / フィールドサイエンス / 地域 / 情報提供 / 連絡調整 |
Research Abstract |
1.研究分担者全体会議の開催 2002年6月、7月、10月、12月、2003年2月の5回にわたり開催した。 2.研究連絡会の開催 2002年6月11日に、今年度科研費・基盤研究・海外学術調査で研究調査を行う研究組織の代表者の多くの参加を得て開催した。午前中には、講演会を「地域紛争、政治的暴力と国際環境」の総合テーマのもとに開催し、午後、全体会および分科会をおこなった。全体会では学術振興会による科学研究費の執行に関する説明と質疑応答をおこない、また分科会では、(1)太平洋・東南アジア、(2)東アジア、(3)南・西・中央アジア・北アフリカ、(4)北ユーラシア・極地(ヨーロッパ諸国を含む)、(5)アフリカ、(6)アメリカ大陸分科会、に分かれ、各地域について、調査研究を実施する際の諸問題について、情報提供者の発言をも含め、意見、情報の交換をおこなった。 3.海外における学術研究体制の調査 科学研究費による調査の対象となり得る国々の、政治・経済・社会状況、研究機関・研究者・調査許可・査証取得手続き等についての最新の情報を収集するため、トルコ、シリア、レバノン、モロッコに研究者を派遣した。この派遣の報告は当総括班ホームページ(http://www.aa.tufs.ac.jp/~gisr/index-j./html)で公開する。 4.連続ワークショップの開催 昨年度から4年計画で行ってきている連続ワークショップ「フィールド・サイエンスと新しい学問の構築」の第2回「フィールド・サイエンスと実験科学」を2002年11月22日に本郷の東京大学山上会館で開催した。今回は講演者を植物学、地球環境学、医学から、コメンテータを農学、人類学から選び、学際的な形でフィールド、サイエンスのありかたと研究者の関わり方について討論をおこなった。その報告は(一部を除き)当総括班ホームページに掲載している。
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Research Products
(7 results)
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[Publications] Ito, Motomi, Ebihara, A., Iwatsuki, K., Kurita, S.: "Systematic position of Hymenophyllum rolandi-principis Rosenst. or a monotypic genus Rosenstockia Copel. (Hymenophyllaceae) endemic to New Caledonia"Acta Phytotaxonom. Geobot.. 53. 35-49 (2002)
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[Publications] 市川光雄: "「地域」環境問題としての熱帯雨林破壊:カメルーンの例"アジアアフリカ地域研究. 2. 92-305 (2002)
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[Publications] 黒木英充: "『イスラムの家』の理念と現実"政治経済史学. 425. 13-24 (2002)
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[Publications] NAGANO, Yasuhiko: "Cogtse Gyarong"The Sino-Tibetan Languages. 469-489 (2003)
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[Publications] SATO, Yoichiro: "Origin of rice cultivation in the Yangtze river basin"The origins of pottery and agriculture. 143-150 (2002)
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[Publications] TAJIMA, Kazuo: "Challenging epidemiological strategy for paradoxical evidence on the risk of gastric cancer from Helicobacter pylon infection"Japanese Journal of Clinical Oncology. 32. 275-276 (2002)
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[Publications] 佐藤洋一郎: "稲の日本史(角川選書337)"角川書店. 197 (2002)