2001 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
13410053
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Research Institution | Fukuoka Prefectural University |
Principal Investigator |
細井 勇 福岡県立大学, 人間社会学部, 教授 (70190204)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
池本 美和子 日本福祉大学, 社格福祉学部, 助教授 (90308932)
菊池 義昭 共栄学園短期大学, 社会福祉学科, 助教授 (50258927)
池田 敬正 佛教大学, 社会学部, 教授 (00071209)
山田 勝美 長崎純心大学, 現代福祉学科, 講師 (70290640)
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Keywords | 石井十次 / 岡山孤児院 |
Research Abstract |
1)石井十次資料館所蔵資料の整理作業を継続して実施した。簿冊関係の資料整理を一応終え、『石井十次資料館蒐・所蔵仮目録簿冊の部』が完成したが、分類の一部変更を行った。このため8月28日から9月2日まで共同作業を実施し、資料の再整理を行い、仮目録と原資料との照合を用意にした。なお、書簡の目録化の作業に着手した。 2)岡山孤児院ないし農業学校の出身者ないしその子孫が現在の石井記念友愛社(宮崎県児湯郡木城町)のまわりで居住されている。出身者として存命の方にヒアリングを実施、その内容は『石井十次資料館研究紀要(以下『研究紀要』)』第3号に発表予定である。そのため、8月末にヒアリングを実施し、3月末にも現地訪問して確認作業をした。 3)未刊行の岡山孤児院日誌の解読作業を継続して実施した。すでに解読した岡山孤児院日誌は『研究紀要』第2号に掲載した。今回解読した日誌は『研究紀要』第3号に掲載予定である。 4)各研究者としての調査研究活動は以下の通りである。細井は石井十次の支援者の検討がテーマであるが、今回石井の聖書理解について考察した。『研究紀要』第3号に発表予定。池田は、石井十次の慈善事業を意義を検討、「石井十次と近代日本」(『研究紀要』第2号)として纏めた。菊池は、引き続き岡山孤児院の運営体制を分析・検討、3編の論文に纏めた。池本は先行研究の検討であるが、柴田善守著『石井十次の生涯と思想』を取り上げ『研究紀要』第2号で発表した。
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Research Products
(5 results)
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[Publications] 池田 敬正: "石井十次と近代日本"石井十次資料館研究紀要. 2号. 1-15 (2001)
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[Publications] 菊池 義昭: "石井十次の死と岡山孤児院の運営体制の縮小"石井十次資料館研究紀要. 2号. 16-87 (2001)
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[Publications] 池本 美和子: "文献紹介(1)柴田善守著『石井十次の生涯と思想』"石井十次資料館研究紀要. 2号. 164-166 (2001)
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[Publications] 菊池 義昭: "大正期の岡山孤児院の運営体制と大原理要時代(1)"共栄学園短期大学研究紀要. 18号. 107-166 (2002)
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[Publications] 菊池 義昭: "大正期の岡山孤児院の運営体制と大原理要時代(2)"共栄児童福祉研究. 9号. 53-109 (2002)