2002 Fiscal Year Annual Research Report
介護・福祉労働者の雇用・労働条件の実態とその総合的・学際的研究
Project/Area Number |
13420016
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Research Institution | Fukushima University |
Principal Investigator |
今野 順夫 福島大学, 行政社会学部, 教授 (60006591)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
砂山 克彦 岩手大学, 人文社会科学部, 教授 (20004004)
高木 紘一 山形大学, 人文学部, 教授 (90007146)
伊藤 博義 東北文化学園大学, 医療福祉学部, 教授 (50004156)
田中 明彦 龍谷大学, 社会学部, 助教授 (60310182)
高木 龍一郎 東北学院大学, 法学部, 教授 (30192149)
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Keywords | 介護労働 / 福祉労働 / 介護保険 / 社会福祉施設 / 在宅福祉 |
Research Abstract |
本研究テーマに関して、実態調査とその分析、並びに具体的ケースの法律問題に係わる検討を行った。 実態調査と分析については、福島県内における社会福祉施設(16施設)の職員(542人)及び施設長(15人)に対する「社会福祉施設における福祉労働実態調査」(アンケート調査)の分析、宮城県内の介護専門学校卒業生を対象にした「介護福祉士の専門職性と就労実態」のアンケート調査と分析、さらに24時間対応の在宅介護ヘルパー制度をいち早く導入した秋田県鷹巣町で調査を行い、同町の福祉施設、従事者、町長を含む行政担当者等からのヒアリング調査を3名で行った。 介護・福祉労働者の個別具体的なケースに関する法理論的検討の結果については、その一部を、伊藤博義編『福祉労働の法Q&A』(有斐閣・2002、11)として発刊したが、この中で、福祉労働の現場で生起する諸問題を中心に検討している。具体的には、(1)福祉労働者と労働法についての一般的検討、(2)施設福祉の労働に関する検討、(3)在宅福祉の労働に関する検討を柱に、31の項目について、研究代表者及び研究分担者全員が参加して、その実態と法律的分析を行った。 また、前年度の日本社会保障法学会でのシンポジウム報告を基にして、3名のメンバーが本研究に関する研究論文を、学会誌に発表した。
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Research Products
(5 results)
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[Publications] 伊藤 博義: "変容する高齢者福祉〜企画の趣旨〜"日本社会保障法学会誌・社会保障法. 17号. 7-10 (2002)
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[Publications] 田中 明彦: "受給者・被保険者からみた介護保険法の問題点と課題"日本社会保障法学会誌・社会保障法. 17号. 11-27 (2002)
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[Publications] 今野 順夫: "介護保障と地方自治体の公的責任〜介護保険実施に関連して"日本社会保障法学会誌・社会保障法. 17号. 60-75 (2002)
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[Publications] 伊藤 博義: "これでいいのか「日本の社会福祉」"書斎の窓. 523号. 15-19 (2003)
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[Publications] 伊藤 博義(編): "福祉労働の法Q&A"有斐閣. 186 (2002)