2001 Fiscal Year Annual Research Report
グローバル・グループマネジメントと組織間学習に関する研究
Project/Area Number |
13430035
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Research Institution | Meiji University |
Principal Investigator |
根本 孝 明治大学, 経営学部, 教授 (20132087)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高井 透 日本大学, 商学部, 助教授 (60255247)
池田 芳彦 文京女子大学, 経営学部, 教授 (40202907)
茂垣 広志 横浜国立大学, 経営学部, 教授 (60200325)
永戸 哲也 高千穂大学, 経営学部, 講師 (60317659)
松崎 和久 高千穂大学, 経営学部, 助教授 (30317656)
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Keywords | グループマネジメント / 分散-統合 / ナレッジマネジメント / ナレッジ・フロー / 伝達チャネル / 学習メカニズム / 高熱熟練技術 / 組織間学習 |
Research Abstract |
年度の前半は特に組織間学習およびグループマネジメント及びナレッジマネジメントの研究動向とその内容に関する文献研究、討議検討を重ねた。また日本企業の数社の組織間学習としての合弁企業問での学習メカニズムの実態、本社ネレッジの海外子会社への移転、そしてグループマネジメントの実態についての事例的調査,研究をおこなった。事例研究からはグローバルな分散-統合の再編制が進められ、ナレッジの組織間移転についても、従来困難と思われる高度熟練技術、ノウハウについての移転が試みはじめられている実態が明らかとなった。 後半はこの分野の先行研究であるSzulanski, G.あるいはGupta & Govindarajan等の研究枠組み、キー概念特にナレッジ移転に伴う「内部粘着性」、「伝達チャネルのリッチネス」及び操作化についての検討を進めた。 そうした日本企業の技術、ナレッジのフローや移転の実態および先行研究の検討の上に本研究における仮設的枠組みを設定し、それに基づきアンケート票の設計を進めた。本年度は海外子会社の視点から見た組織間学習の方法・手段、ナレッジ・フローの実態、学習の問題点と課題を分析するために、日本企業の海外拠点を対象にアンケート調査を開始している。(尚本年度の当初の計画では米国、アジア諸国でのインタビュー調査を中心にしていたが、米国で発生した同時多発テロ事件の影響もあり,研究内容や研究スケジュールのかなりの変更を余儀なくされた。)
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