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2001 Fiscal Year Annual Research Report

中国・四国地方の地震発生層付近の電気伝導度構造

Research Project

Project/Area Number 13440133
Research InstitutionKobe University

Principal Investigator

山口 覚  神戸大学, 理学部, 講師 (70191228)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 大志万 直人  京都大学, 防災研究所, 教授 (70185255)
塩崎 一郎  鳥取大学, 工学部, 助教授 (80221290)
村上 英記  高知大学, 理学部, 助教授 (10166259)
島 伸和  神戸大学, 内海域機能教育研究センター, 助教授 (30270862)
上嶋 誠  東京大学, 地震研究所, 助教授 (70242154)
Keywords地下電気伝導度構造 / ネットワークMT / 西南日本弧 / フィリピン海プレート
Research Abstract

本研究の主な目的は次の2点である.
1.中国・四国両地方の束西の地震発生状況の違いと電気伝導度構造との関連を知る.
2.フィリピン海プレートに対応する高比抵抗層の形状を明らかにする.
平成13年度は,より長い観測期間が必要となる項目2の研究に重点を置いた.
1.次の2つの観測を展開した.
(1)フィリピン海プレートの定型的な電気伝導度構造およびどうプレートのヒンジラインの電気伝導度構造を知るために,紀伊半島南端部一帯でネットワークMT観測(中心点:11点,端点:39点)を展開した.この観測は現在も継続中である.
(2)フィリピン海プレートの北限を抑えるために,鳥取県米子市・西伯郡一帯で広帯域MT観測(観測点数:12点)を実施した.
2.次の2つのことを明らかにした.
(1)中国・四国地方のネットワークMT (Magnetotelluric)データの再解析を行い,この地方の広域的な電気伝導度構造の方向は北から時計回りに35度,中国地方では同じく40度であり,約15度の違いがあることを明らかにした.この結果によって,来年度の観測点の展開すべき箇所が明確になった.
2.山陰地方のネットワークMTデータを基にした.1次元電気伝導度構造モデルを算出した.その結果,四国地方の地下で高比抵抗な領域として確認されているフィリピン海プレートの延長上に高比抵抗な領域が存在すること.この結果は,フィリピン海プレートが日本海の海岸線付近までのびていることを示唆しているといえる.

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Published: 2003-04-03   Modified: 2016-04-21  

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