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2001 Fiscal Year Annual Research Report

看護の教育的機能向上のための「看護実践モデル」の検証および患者教育の体系化

Research Project

Project/Area Number 13470537
Research InstitutionJapanese Red Cross College of Nursing

Principal Investigator

河口 てる子  日本赤十字看護大学, 看護学部, 教授 (50247300)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 小林 貴子  浜松医科大学, 医学部, 助教授 (50279618)
土屋 陽子  茨城県立医療大学, 保健医療学部, 助教授 (30125942)
安酸 史子  岡山大学, 医学部, 教授 (10254559)
松田 悦子  日本赤十字看護大学, 看護学部, 助手 (40329181)
下村 裕子  慶応義塾看護短期大学, 看護学科, 講師 (20216138)
Keywords患者教育 / 行動変容 / 実践知 / 自己決定 / 生活 / 慢性疾患 / 共感
Research Abstract

今年度は、効果的な患者教育のための看護実践モデル(第2版)について検討し、特にモデルの「C : professional learning climate」および「生活に関する知識・技術」の定義および範囲を検討した。モデルの構成概念は「とっかかり/手がかり言動とその直感的解釈」、「病気・治療に関する知識・技術」、「生活者に関する知識・技術」、「教育方法に関する知識・技術」、教育者の「Professional learning climate」である。
Cに関しての事例による帰納的な検討では、積極的傾聴、non-verbalな動き、心理サイズによる雰囲気、相手の話を物語のようにして聴く姿勢(narrative in medicine)などの概念が抽出された。前提として、相手(患者)の力を信じその限界性を一緒に見つけていくこと、また患者自身の意思決定でなくては、患者の行動は変化しないということ、それらは患者のストーリーの中に入っていくタイミングの基本であることなどの意見が出された。Cの定義については、看護婦・患者の関係性における共有可能なもの、ただの感覚的な共感と違うこと、価値観、関心に沿った生活をとらえることなどが出された。
「生活、生活者の視点」の定義付け、明確化に関しては、看護科学学会での「生活」の定義、社会学からの定義などが提示されたものの、看護学領域内では共通認識としての「生活」が定義されていない。社会学の生活の3重構造やその人の生活という視点から検討され、看護婦は健康面を入口として生活を見るということ、また目に見えている生活(習慣など)の部分とその人の価値観、アイデンティティや生活信条のようなものが考えられるのではないか、すなわち、生活は見えている生活と生活の意味するものの2つの側面がある。健康関連QOLという視点だけでなく、本人の価値観がどこにあるのかが大切であり、健康面を糸口として関連の情報を取り入れ判断しているなどが出された。

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Published: 2003-04-03   Modified: 2012-12-12  

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