2001 Fiscal Year Annual Research Report
廃棄物を利用した環境化学教材の開発と国内外の環境教育に関する実践的研究
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13480036
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| Research Institution | Hiroshima University |
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Principal Investigator |
田中 春彦 広島大学, 大学院・教育学研究所, 教授 (90033638)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
落合 洋 広島大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (50033840)
古川 義宏 広島大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (40033930)
白根 福榮 広島大学, 教育学部, 教授 (00033639)
古賀 信吉 広島大学, 大学院・教育学研究科, 助教授 (30240873)
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| Keywords | 環境教育 / 化学教育 / 教材開発 / 教育実践 / 水質調査 / リサイクル / 国際協力 / 総合的な学習の時間 |
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| Research Abstract |
1.廃棄物を用いた環境化学教材の開発
(1)廃食用油を用いて石鹸,消しゴム,ろうそく,靴クリームなどの種々の実用品を製作する実験を開発し,学校現場での活用を意図したマルチメディア教材とした。
(2)鉄さびを用いた化学反応教材を開発し,金属素材のリサイクルによるエネルギー利得についての環境教育教材として活用することを提案した。
(3)二酸化炭素の性質に関する教材を開発し,地球温暖化との関連を学習する環境教育教材として活用することを提案した。
2.学校教育現場における環境化学教育の実践的研究
(1)学校現場での水質調査活動を支援することを目的として,東広島市における教育的資料作成のための水質調査を行った。本調査は,研究期間中継続的に実施し,学校教育現場での利用を目的としたマルチメディア教材を開発する予定である。
3.環境教育の国際的普及と教師教育に関する研究
(1)ケニアの中等学校理科教師を対象として環境教育の実態および環境問題に対する意識を質問紙法により調査した。この結果,環境問題に対する関心の低さと環境教育導入のための教材的資料やストラテジーの不足が明らかになった。
(2)ケニアのビクトリア湖におけるリンによる富栄養化の問題に着目して,水による土壌からのリン酸塩の溶出および土壌による廃水中のリン酸塩の除去を中心として,環境化学教材の開発を試みた。これらの教材をケニアの中等学校における環境教育教材として活用するうえでの具体的方策について検討した。
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