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2002 Fiscal Year Annual Research Report

超高速ネットワークを用いた高度遠隔教育の実現要件についての研究

Research Project

Project/Area Number 13480048
Research InstitutionSaga University

Principal Investigator

近藤 弘樹  佐賀大学, 理工学部, 教授 (10039266)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 岡崎 泰久  佐賀大学, 理工学部, 助手 (90253583)
渡辺 健次  佐賀大学, 理工学部, 助教授 (00220880)
Keywords遠隔授業 / 高精細メディア / 板書型授業 / 概念構築 / 思考の共有 / DVTS / 遠隔教育 / マルチメディア
Research Abstract

現在行われているネットワークを介してテレビ会議システムを用いての遠隔授業は、教師と学生が同一の教室内にいて行う通常の授業に比べて、教育効果を挙げ難いことが明らかになってきている。
本研究ではこの困難を解消或は改善する為の方策を実践的に明らかにして来た。今年度は昨年度に引き続き板書授業形式の講義を取り上げている。理科系の基礎的な科目の教授で良く行なわれるこの授業方法では、教師が板書をしつつ教材を提示し、学習者は教師の板書を書き写しつつ教師の考えをたどり、自らのものにする。従来の解像度の低いテレビ会議システムでは板書の字を読むことができず、板書形式の授業をネットワークを介して実現すること、は不可能であった。本研究では、DV(Digital Video)の高解像度映像をネットワークを介して伝送すること、を可能にするDVTS(Digital Video Transport System)を用いて板書形式の授業を伝送することにより、ネットワークを介して遠隔授業を有効に行なうことができることを示して来た。本年度は大分大学教育福祉科学部が共同研究に加わり、佐賀大学と大分大学との間で、2002年9月26日、27日の両日、遠隔講義実験を行った。これはDVTSを用いて佐賀大学にいる教師が大分大学の教室にいる学生に向けて講義を行ったものである。ホワイトボードの板書をそのまま高精細映像として中継を行うと共に、受講生の様子も教師側に高精細映像として中継を行った。
また板書型遠隔講義のサポートツールとして昨年度開発した、「DVTS静止画キャプチャーシステム」を試用検証すると共に目次サムネイルを付けるなどユーザビリティの向上に取り組んでいる。ネットワークを介して画面を提示する遠隔提示システムの開発にも取り組んでいる。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 渡辺健次, 角規彦, 相森豊徳, 大谷誠, 田中久治, 岡崎泰久, 林敏浩, 近藤弘樹: "高精細映像を用いた板書方遠隔講義のための黒板画像遠隔提示システムの実現"教育システム情報学会誌. 19・4. 218-223 (2002)

URL: 

Published: 2004-04-07   Modified: 2016-04-21  

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