2001 Fiscal Year Annual Research Report
携帯電話・PDA・ノートパソコンを連携した小中学生のための学習支援システムの開発
Project/Area Number |
13558015
|
Research Institution | Shinshu University |
Principal Investigator |
東原 義訓 信州大学, 教育学部, 教授 (90143172)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
谷塚 光典 信州大学, 教育学部, 講師 (30323231)
藤森 裕治 信州大学, 教育学部, 助教授 (00313817)
榊原 保志 信州大学, 教育学部, 助教授 (90273060)
高藤 清美 東京家政学院筑波女子大学, 短期大学部, 講師 (00279556)
余田 義彦 東京家政学院筑波女子大学, 短期大学部, 助教授 (20191653)
|
Keywords | 携帯電話 / PDA / 携帯情報端末 / 学習履歴 / 教師支援システム / CAI / WEBCAI / JSP |
Research Abstract |
1 インタラクティブ・スタディの開発 これまで、WindowsのアプリケーションであったCAIシステムをPDA上で動作可能にするための一歩として、Web対応のシステム「インタラクティブ・スタディ」として開発した。具体的には、CAI教材であるhtmlファイルを自動生成するオーサリングシステムを開発した。 2 PDAによる学習履歴情報のモニタ機能 クライアントのWebブラウザでコースウェアが動作し,その学習履歴情報がサーバに蓄積される。この蓄積された学習履歴情報がPDAによって閲覧できる環境を構築した。 開発は,HTMLの画面設計と,動的Webページ作成のためのスクリプトを書くことで行った。動的Webページ作成の技術にはJSPを用いた。JSPにより,XML形式で保存された学習履歴情報をサーバ側でHTMLの形に変換される。変換されたHTMLがPDAに送られる。 PDAに表示される画面は,トップ画面,個人別表示,クラス全体の観点別表不の二部から構成される。個人別表示では目標,カテゴリー,フラグ,拡張SST,学習履歴情報の各画面が表示可能である。観点別表示では,全体,目標のグラフ,カテゴリー,フラグの各画面が表示可能である。これらの画面間は,メニューや動的に作成されるリンクにより,行き来が可能となっている。 本研究によって,「Webベース学習システムInteractive STUDY」に位置づく,教師が持ち運び可能なCAI学習履歴情報のモニタ機能が実現された。PDAとHTMLを用いたCA1学習履歴情報のモニタ機能の開発環境について,必要な条件が明確にされたとともに,試行を通してモニタ機能として支障無く利用できることが示された。PDAの表示の小ささを補うためのデザインとそれを実現するための要素技術の条件についても明らかにされた。
|
Research Products
(1 results)
-
[Publications] 東原善則, 中山和彦, 余田義彦, 西尾康宏: "Webベース学習システム「インタラクティブ・スタディ」の開発"日本教育工学会第17回大会講演論文集. 599-600 (2001)