2004 Fiscal Year Annual Research Report
携帯電話・PDA・ノートパソコンを連携した小中学生のための学習支援システムの開発
Project/Area Number |
13558015
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Research Institution | SHINSHU UNIVERSITY |
Principal Investigator |
東原 義訓 信州大学, 教育学部, 教授 (90143172)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
榊原 保志 信州大学, 教育学部, 助教授 (90273060)
藤森 裕治 信州大学, 教育学部, 助教授 (00313817)
余田 義彦 同志社女子大学, 学芸学部, 教授 (20191653)
高藤 清美 東京家政学院筑波女子大学, 短期大学部・情報処理科, 助教授 (00279556)
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Keywords | PDA / 携帯電話 / 共有電子黒板 / 気づきメモシステム / プロジェクター |
Research Abstract |
次のシステムを開発した。 1 共有電子黒板の携帯電話への対応 本研究2年目に開発したPDAとプロジェクターを用いた共有電子黒板の機能を拡張して、携帯電話とプロジェクターを用いた共有電子黒板として発展させた。これにより、児童・生徒は、携帯電話のWebアクセス機能を用いて、入力した文字情報を共有電子黒板に表示でき、また、携帯電話の写真添付メールを送信することにより、写真と文字情報から構成される共有電子黒板に情報を表示できるようになった。この機能を用いて、小学生を対象に試行を行った結果、携帯電話および普通教室に1台設置されたプロジェクターとノートパソコンを連携したシステムが有効に活用されることが示された。 カメラ付携帯電話を入力装置としたシステムのほうが、PDAを入力装置としたシステムより、利用者にとって、より好まれる傾向が見られた。これは、最近の携帯電話の機能が発展してきていること、携帯電話が児童・生徒にとって、PDAよりもより身近な機器であることによると推測される。 2 PDAによる「気づきメモシステム」の開発 学級担任や教科担任だけでなく、対象の児童・生徒と触れ合う可能性のある、より多くの教師が、その子について「気づいた点」を、その場で、無線LAN機能を付加したPDAによってメモして、サーバに蓄積し、その情報をノートパソコンから多角的に活用するシステムを開発して、小学校で試行した。 教師が入力することを想定して開発された本システムを、児童や生徒が「友達についての気づき」や「教師や授業への要望」などのメモを入力できるように発展させ、児童・生徒相互の情報交換や児童・生徒による授業評価に用いることが、今後の可能性として示された。この機能を開発にも取り組んでいる。
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Research Products
(2 results)