2004 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
13610123
|
Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
岡田 努 金沢大学, 文学部, 助教授 (10233339)
|
Keywords | 青年期 / 危機 / 自己 |
Research Abstract |
平成15年度に引き続いて,縦断的調査を行った。 調査1 平成16年5月:首都圏4年制私立大学に依頼し,授業時間内を利用して,大学生(有効回答数68名)に対して,友人関係,自己意識,自己概念,共感性,ライフイベント体験及び転機となったライフイベントについて,授業時間内を用いて調査を行った。 調査2 平成16年11月:同一授業において調査1と同様の質問項目について調査を行った。(有効回答数30名) 調査3 平成16年8月:金沢大学オープンキャンパスにおいて大学生との比較のために来学した高校生のうち了解の得られた72名について人関係,自己意識,自己概念,共感性についての調査を行った。 調査4:平成17年1月:平成15年度調査で今後の調査研究への協力要請に対して承諾が得られた29名について郵送留置法により調査を行った。項目は調査1,2と同様である。 以上の結果,自己についてより高い発達段階での側面を重視する者は,それまでの段階で内面的な友人関係をとる時期が見られることが示された。 本研究の成果は,平成16年度 日本発達心理学会第46回総会 自主シンポジウム「青年期研究の応用可能性を考える」において話題提供として,その一部が発表された。 また日本発達心理学会第16回大会 大会準備委員会企画シンポジウム 「青年期研究の最前線:さまよえる青少年の心」において一部を発表予定となっている。
|
Research Products
(2 results)