2001 Fiscal Year Annual Research Report
データベースによる音声言語地図の開発・作成に関する研究
Project/Area Number |
13610663
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Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
木部 暢子 鹿児島大学, 法文学部, 教授 (30192016)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松永 修一 淑徳大学, 国際コミュニケーション学部, 助教授 (40312318)
岸江 信介 徳島大学, 総合科学部, 教授 (90271460)
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Keywords | 音声言語地図 / 映像言語地図 / データベース / 南九州 / 方言音声 / 入声音 / 鼻濁音 |
Research Abstract |
平成13年度は研究推進のために、以下の会議と調査を実施した。 (1)5月 打ち合わせ会議 調査項目・調査方法・調査の日程・などについての協議 (2)8月 共同調査実施 調査地点:熊本県八代市・熊本県水俣市・鹿児島県出水市・鹿児島県阿久根市・鹿児島県川内市・鹿児島県串木野市・鹿児島県枕崎市・鹿児島県穎娃町・鹿児島県佐多町・鹿児島県根占町・鹿児島県鹿屋市・鹿児島県志布志町 調査項目:各地点250項目 (3)9月〜11月 補充調査実施 調査地点:鹿児島県佐多町・鹿児島県根占町・鹿児島県鹿屋市・鹿児島県志布志町 (4)11月〜2月 録音テープの編集作業 調査の中で、熊本県と鹿児島県の県境における方言音声の違い、鹿児島の北薩地方と南薩地方における方言音声の違い、薩摩半島と大隅半島における方言音声の違いが明らかとなった。具体的には、語末狭母音の変化は熊本県まではきわめて少なく、鹿児島県に入るととたんに多くなるが、熊本県八代市でも変化の兆候が見られる。薩摩半島と大隅半島とでは、子音の有声化や鼻濁音に関して違いがある。これらの差を生の音声の形で、地図上に示すことにより、その変化過程を聴覚で確認することができた。
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Research Products
(5 results)
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[Publications] 木部 暢子: "鹿児島方言に見られる音変化について"音声研究. 5巻3号. 42-48 (2001)
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[Publications] 木部 暢子: "鹿児島のお正月のことば"日本語学. 21巻1号. 21-29 (2002)
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[Publications] 岸江 信介: "桑名-伊勢間にみられる2拍名詞4・5類のアクセント変化"地域言語資料. 6. 1-14 (2001)
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[Publications] 岸江 信介: "四国地方のお正月のことば"日本語学. 21巻1号. 30-39 (2002)
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[Publications] 松永 修一: "大学生キャンパス言葉と帰属意識について"国際経営・文化研究. 16-2. (2002)