情報技術の進歩が企業間関係に及ぼす影響-日・欧・米企業の比較研究

2002 Fiscal Year Annual Research Report

• Project/Area Number: 13630148
• Research Institution: Seijo University
• Principal Investigator: 手塚 公登 成城大学, 経済学部, 教授 (70126366)
• Co-Investigator(Kenkyū-buntansha): 海保 英孝 成城大学, 経済学部, 教授 (90245936) ; 岩崎 尚人 成城大学, 経済学部, 教授 (80203371)
• Keywords: 情報システム / 成長企業 / 企業間関係 / ネットワーク / CRM / ビジネスモデル / コア・コンピタンス / SCM

Research Abstract

平成14年度科学研究費・基盤研究(C)(2)「情報技術の進歩が企業間関係に及ぼす影響-日・欧・米企業の比較研究(研究代表者:手塚公人・成城大学経済学部,研究分担者:岩崎尚人,海保英孝)」では,前年度の文献研究,理論サーベイを踏まえて,国内企業に対する実態調査とアンケート調査の実施を中心として研究が進められた。
実態調査においては,九州・中国地方,北海道・東北地方に所在する先進企業に対して,インタビュー調査が行われた。実態調査の結果,'情報技術の進展により市場と企業,あるいは企業と企業の関係に大きな変化が起こりつつあり,またそれに伴って新たな経営課題が出てきていることが,事例レベルで確認された。
さらに,実態調査と同時並行的に,アンケート調査に係る調査表の作成が行われた。特に年度後半からは,研究グループ内にとどまらず,外部の専門家等も交えて調査表の作成に関するミーティングが頻繁に行われ,先進事例の報告や意見交換が行われた。郵送法による調査は既に実施されており,現在は調査表の回収・入力段階を終え,次年度にかけて更なる分析を継続中である。なお,アンケート調査には,情報技術の発展と企業間関係のあり方だけではなく,企業行動や戦略策定の基層となる企業の経営課題に関する質問項目も含めることになった。それにより,情報技術の進展に伴う企業間関係や,企業行動や戦略の展開について,より深度のある研究が進められるものと思われる。

Research Products

• [Publications] 手塚 公登: "信頼とネットワーク"現代企業のダイナミックス. 10-14 (2002)
• [Publications] 手塚 公登: "信頼と企業間ネットワーク"経済研究(成城大学). 267-284 (2002)
• [Publications] 岩崎 尚人: "成長企業に学ぶ:鼓月 その1"製菓・製パン. 148-150 (2002)
• [Publications] 岩崎 尚人: "成長企業に学ぶ:鼓月 その2"製菓・製パン. 150-152 (2002)
• [Publications] 岩崎 尚人: "成長企業に学ぶ:桔梗屋"製菓・製パン. 139-141 (2002)