2003 Fiscal Year Annual Research Report
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13640202
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Research Institution | Future University-HAKODATE |
Principal Investigator |
上見 練太郎 公立はこだて未来大学, システム情報科学部, 教授 (10000845)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
津田谷 公利 北海道大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (60250411)
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Keywords | 双曲型方程式 / 大域解の存在と解の爆発 / 非線形弾性波動方程式系 / 等方性 / 弾性ポテンシャル / 外部境界値問題 |
Research Abstract |
1、平成13年度科学研究費補助金実績報告書に書いたように、同年、イタリアで開催された研究集会、Linear and Nonlinear Hyperbolic Equations(GRADO,9月18日〜21日)で、Mathematical theory of nonlinear isotropic elastic wavesのタイトルで研究発表を行った。この発表内容と今後の問題点を、連続体力学の質量、運動量保存則から説き起こしてまとめた報告書Mathematical theory of elasticityを作成し、本研究の成果報告書に載せた。これは、今後、非線形弾性波動方程式系を研究しようとする人達の入門書の役割を果たすと思われる。 2、平成15年9月、高村博之氏が筑波大学からはこだて未来大学に移動した。彼の研究分野は非線形波動方程式系なので、黒川友紀氏(筑波大学大学院)を含めて、同年11月第三週、はこだて未来大学でセミナーを持ち、そこで各自の研究結果や今後の問題点を発表した。なお、高村氏とは平成16年に入って次の研究課題である、非線形弾性波動方程式系の初期境界値問題(球の外部)の検討を始めた。 3.本研究の分担者である津田谷公利氏とは、非線形弾性波動方程式系のエネルギーレベルの解の存在について、二回(15年12月、16年2月)研究打ち合わせを行ったが、新しい結果を得るまでにはいたらなかった。 4、平成15年10月中旬、パソコン突如使用不可能になり、急遽新しいパソコン(IBM)を購入した。また、本研究の基礎の部分を補う書籍(主として和書)を二十数冊購入した。
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