2002 Fiscal Year Annual Research Report
地理情報システム(GIS)を利用した産炭地の環境保全・開発利用に関する基礎的研究
Project/Area Number |
13650989
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Research Institution | KYUSHU KYORITSU UNIVERSITY |
Principal Investigator |
亀田 伸裕 九州共立大学, 工学部, 教授 (70091402)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中山 伸介 九州共立大学, 工学部, 講師 (30289350)
森 信之 九州共立大学, 工学部, 助教授 (90268805)
田中 邦博 九州共立大学, 工学部, 助教授 (50197414)
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Keywords | 石炭採掘跡 / 地表陥没 / ボタ山 / GIS / 造成計画 / 斜面の安定性 / 対策工法 |
Research Abstract |
旧産炭地に存在するボタ山土地造成計画に地理情報システム(GIS)を適用し、複雑に絡み合った諸条件の比較、検討解析、統計処理等を総合的に行なって、ボタ山の適切な造成計画を、容易かつ迅速に選定する手法について検討し、さらに切り土、盛り土量の収支バランスと運搬コストから、最適の造成計画案について修正検討を行った。併せて、筑豊炭田と北九州を結ぶ運炭機構の歴史的背景と変遷についても論究した。 次に、前年度で実施した地表陥没発生危険度評価から、いくつかの造成計画案について地表陥没対策コストを最小に抑える工法について検討を行い、地表陥没防止のための対策工法管理システムの構築を試みた。 最後に、北部九州地区の旧産炭地の開発利用を目的として、北部九州の風力エネルギー施設の立地可能性の選定および工場や車両から排出される窒素酸化物および硫黄酸化物の濃度分布と発生源の位置関係の究明を試み、将来的な地域開発の可能性について検討を行った。この結果、北部九州沿岸を中心とした地域が、風力エネルギー開発の可能性があることが明らかになったが、今後より詳細な研究が必要と考えられる。
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[Publications] 亀田伸裕: "個別要素法による地表陥没の研究"九州共立大学工学工学部研究報告. 第25号. 75-102 (2001)
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[Publications] 中山伸介: "空気の流れのパターンに与える通気条件の影響"資源と素材. 117巻第3号. 189-194 (2001)
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[Publications] 畑岡寛: "筑豊炭の運炭機構の形成に関する史的研究"土木学会土木史研究. 149-160 (2002)
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[Publications] 中山伸介: "局部通気の風速測定とCFDによる数値解析"資源と素材. 118巻第1号. 17-22 (2002)