2001 Fiscal Year Annual Research Report
牛の誘導システムを用いた排泄場所の行動的制御に関する研究
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13660264
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Research Institution | Obihiro University of Agriculture and Veterinary Medicine |
Principal Investigator |
柏村 文郎 帯広畜産大学, 畜産学部, 教授 (80142793)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
池滝 孝 帯広畜産大学, 畜産学部, 助教授 (90113696)
瀬尾 哲也 帯広畜産大学, 畜産学部, 助手 (40301973)
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Keywords | 牛 / 横臥・起立行動 / 無線 / コンピュータ |
Research Abstract |
平成13年度は、牛の起立動作を検知するセンサーの開発とその信号の無線による送受信装置の開発を行った。 ・起立動作を検知するセンサーとして、水銀スイッチを用いることにした。 ・水銀スイッチを内蔵した発信機(横臥検知発信機)を試作した。 ・無線装置は、牛の発情発見用として開発された乗駕行動検出装置を改良した。 ・牛の4肢および胸の下に吊るした横臥検知発信機を牛に装着し、検知精度を試験した。 ・牛の行動は、タイムラプスビデオで録画し、正常な信号発信と誤動作発信の原因を分析した。 ・誤動作発信は、まず立位姿勢の時と横臥姿勢の時に分けて過剰反応について分析した。 ・次に、横臥または起立動作があったにも関わらず、発信反応のなかった無反応について分析した。 ・肢では、前肢に比べ後肢の方が誤送信(過剰反応)が少ないことが判明した。 ・後肢でも横臥したとき上側になる肢の過剰反応が多いことが判明した。 ・複数の検知発信機を一頭の牛に同時に装着すると、横臥するときなど全く同時に水銀スイッチがON-OFFすることがたまに起こり、その時は互いに干渉して一方の信号しか受信されないこともあった。 ・検知発信機を一つにすると、牛が立位姿勢のまま後肢で頭部をかいたり、横臥姿勢のまま肢を大きく動かすときなどに、水銀スイッチが不必要にON-OFFし、検知する精度が若干落ちた。 ・今後の課題として、現在、横臥検知発信機に内蔵されている2個の水銀スイッチを4個に増やして、横臥・起立動作で確実にスイッチが動作するよう改良をする。 ・正常な信号は、起立動作の信号と横臥動作の信号が交互に発信される。この行動のシーケンシャルを利用して、正確に横臥・起立動作を判断するアルゴリズムをプログラムに追加する。 ・複数の検知装置でも相互干渉を起こさない装着方法や組み合わせ(胸と後肢)について検討する。
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