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2001 Fiscal Year Annual Research Report

気分障害の発現機構に関連するクロノタイプと生体リズム関連遺伝子の解析

Research Project

Project/Area Number 13670999
Research InstitutionShiga University of Medical Science

Principal Investigator

山田 尚登  滋賀医科大学, 医学部, 助教授 (50166724)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 村下 淳  滋賀医科大学, 保健管理センター, 講師 (80252386)
大川 匡子  滋賀医科大学, 医学部, 教授 (80160430)
Keywordsクロノタイプ / 時間遺伝子 / 気分障害 / ポリモルフィズム / per / clock
Research Abstract

気分障害では、症状の日内変動、再発の周期性、発症の季節性、時間療法や高照度光療法が抗うつ効果を示すことなどの臨床症状から、生体時計機構の障害が病因に強く関連していることが想定されてきた。また、気分障害患者で生体リズム測定が行われ、位相や周期の異常の報告も多く、気分障害の時間生物学的仮説が提唱されている(例えば、うつ病の位相前進仮説、季節性感情障害の位相後退仮説)。
近年、生体時計関連遺伝子が次々と同定されている。前述したように、気分障害でうつ病の病因論として時間生物学的仮説があるが、クロノタイプの観点から気分障害の発現機序に言及した報告はこれまでない。クロノタイプと気分障害の発症の脆弱性には何らかの関連があるのではないかとの仮説に基づき、クロノタイプに関連しているゲノムDNAのhper及びhclockのpolymorphismと気分障害発症の関連性を調べることを目的として研究を開始した。
これまでに申請者は、生体時計関連遺伝子の一つであるper1について検討し、正常人において朝方・昼型というクロノタイプとper1のpolymorphismに有意な関係を見いだした(データ未発表)。また、別の生体時計遺伝子clockのpolymorphismとクロノタイプの関連性も他の研究者により報告されている。
本年度は、気分障害患者のDNAを収集し、我々がこれまでに見つけたper1のpolymorphismとの関連性を調べた。その結果、気分障害と一般健常人の間に分布に有意な差は見られなかった。また、per2及びclockのpolymorphysmについて現在検討中である。

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Published: 2003-04-03   Modified: 2016-04-21  

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