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2001 Fiscal Year Annual Research Report

老人性肺炎に関与する口腔細菌の定着を阻害するペプチドの開発

Research Project

Project/Area Number 13672145
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

片岡 宏介  大阪大学, 大学院・歯学研究科, 助手 (50283792)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 雫石 聰  大阪大学, 大学院・歯学研究科, 教授 (00028789)
久保庭 雅恵  大阪大学, 大学院・歯学研究科, 助手 (00303983)
田中 宗雄  大阪大学, 大学院・歯学研究科, 助手 (90263300)
Keywordsスタセリン / Fusobacterium nucleatum / 結合部位
Research Abstract

本研究では、Porphyromonas gingivalisとFusobacterium nucleatumの口腔・呼吸器粘膜への定着を阻害するタンパク質のアミノ酸配列を同定した上で、その結果に基づいたペプチドを設計・合成し、それらペプチドのP. gingivalisとF. nucleatum定着阻害に対する有効性をin vitroで検証することを目的とした。
唾液タンパク質スタセリンのF. nucleatumとの結合領域を同定するためにスタセリンを分割した合成ペプチドを作製し、また、site-directed mutagenesis法により、スタセリン被覆HAへの結合阻害実験により結合最小部位を検索した。各ペプチドの結合阻害実験は、ヨードラベルしたF. nucleatum菌体を用い、スタセリン被覆HAに対する放射能活性を測定することにより結合阻害効果をみた。
その結果、スタセリン分子を構成する3つのペプチド1-14,14-26および26-43について阻害活性を調べたところ、フラグメント14-26が48%と最も強い阻害活性を示した。さらに、スタセリンの7つのペプチド1-6,6-14,14-21,19-26,26-34,32-39および38-43を合成し、阻害実験に供したところ、ペプチド19-26と32-39がそれぞれ77%と68%の阻害活性を保有していた。ペプチド19-26にっいてN末端とC末端より1残基づつ除くデリーションペプチドを用いて調べたところ、阻害活性を示す最小ペプチドはYQPVPであった。これらの結果より、スタセリンのF. nucleatumに対する最小結合部位はYQPVPであることが示唆された。

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Published: 2003-04-03   Modified: 2016-04-21  

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