2001 Fiscal Year Annual Research Report
新規ルイス酸BF_2(OTf)を用いた有機合成反応の開発
Project/Area Number |
13672227
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Research Institution | Health Sciences University of Hokkaido |
Principal Investigator |
堀田 清 北海道医療大学, 薬学部, 助教授 (50181540)
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Keywords | ルイス酸 / アリル-C-グリコシル化 |
Research Abstract |
既にアセトニトリルを溶媒としてBF_3・OE_<t2>とTMSOTfから調製したBF_2OTfを用いて5つ置換基のうち4つがaxialに配置された非常に特異な構造を有するイドース型ピラノース類に対する立体選択的なアリル-C-グリコシル化反応については成功した。このルイス酸を用いたアリル-C-グリコシル化反応においては存在する水酸基保護が不必要な事、脱離能の弱いメトキシ基を用いても非常にスムーズに反応が進行することが分かり、イドース型ピラノース類に対する立体選択的なアリル-C-グリコシル化反応に関しては一般化することができた。そこでさらなる汎用性拡大を目的にアセトニトリルを溶媒ではなく試薬として用い、エーテルやジクロクメタン中でこの反応が進行するかどうかを検討した結果、反応速度は若干落ちるものの、スムーズに同様の反応が進行することが分かった。今年度の計画であったイドース以外の糖、例えばマンノースやガラクトース誘導体へのアリル-C-グリコシル化反応については、原料合成に手間取ってしまい検討できなかったが、ほぼ原料合成に関しては終了しており、平成14年度早々から検討する予定である。
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