2002 Fiscal Year Annual Research Report
地域ケア・システムにおける看護職と介護職の葛藤とその克服の方向性
Project/Area Number |
13672460
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Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
沖 壽子 鹿児島大学, 医学部, 教授 (50274585)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
水主 いづみ 佐賀医科大学, 医学部, 助教授 (60274601)
朝倉 貴子 鹿児島大学, 医学部, 助手 (20274863)
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Keywords | 看護職 / 介護職 / 保健師 / 訪問看護師 / ホーム・ヘルパー / ケース / 家族 / 困難 |
Research Abstract |
<保健師・訪問看護師・ホームヘルパーに対する調査> 保健師:K県・S県の保健所、市町村に勤務している者(759名、回答数355名、回収率46.7%) 訪問看護師:K県・S県の訪問看護ステーションに勤務している者(270名、回答数100、37.4%) ホームヘルパー:K県・S県の介護施設(施設内ホームヘルパーを除く)に勤務している者(722名、回答数212名、32.38%) 訪問看護師結果:対象(1)施設区分:医療法人69%、社会法人9%、医師会9%、看護協会5%、国・地方公共団体1%、その他7%、(2)年齢:最高58〜24歳(平均41±7.9)(3)学歴:養成所61%、短期大学11%、大学2%、その他26%、(4)経験年数:3年未満21%、6〜10年18%、11〜15年17%、(4)職位:管理職34%、スタッフ66%、(5)転勤の経験:あり48%、なし51%、無回答1%、(6)臨床経験:あり98%、なし2%、(7)臨床経験年数:3年以下11%、4〜7年21%、(8)訪問看護師講習会受講:あり45%、なし55% ケースとの関係で困難:あり56%、なし38%、無回答6%、家族との関係で困難:あり67%、なし32%、無回答1%、保健師との関係で困難:あり10%、なし86%、ホーム・ヘルパーとの関係で困難:あり33%、なし64%、無回答3%、その他の職種との関係で困難:あり36%、なし56%、無回答8% <保健師との関係で困難>保健師との関係で困っている者は10%、自由記述をKJ法で分析 困難な内容:『情報提供しても対応がされない』9名、困難内容に対する改善策:『ステーションから積極的に市に働きかける』、『保健センター概要の情報提供』、『ネットワークの構築』を改善策としてあげている。 <ホーム・ヘルパーとの関係で困難>困難な内容:『ヘルパーとしての倫理に反する』、『自分勝手に看護方針を無視してケアを行う』、『状態の悪化に対する対応の悪さ』、『ケアの方法が適切でない』、『ケアについての連携が図れない』、困難内容に対する改善策:『情報を共有し役割分担を明確に』、『ヘルパーステーションのリーダーに相談する』、『話し合いの場づくり』、『状態に応じたケアの実施』、『ヘルパーの質の向上』
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